僕とダークソウルと友達
昨日友達の結婚式があった
高校からの友人で一時期は色々あったようだがなんだかんだで学生時代からの彼女と結婚したようだ
そんな友人との思い出がダークソウルというゲーム
このゲームは自分は最初全然乗り気じゃなかった
でもとりあえず暇だからゲームしたいな、で始めたゲーム
自分でも何であんなにハマり始めたゲームなのかわからないが感謝している
はじまり
ある日高校生だった自分は部活もやめて暇を持て余していて、友人になにかおすすめのゲームはないかと聞いた
その中でダークソウルを勧められた
自分は当時、特にゲームに詳しいわけでなく
有名タイトルのゲームをちょこっと買うみたいな浅いユーザーだった
なので、このゲームを勧められた時は本当にこんな無名のゲームがおもしろいのか?と半信半疑だった
まずアクションRPGというものが初めてでアクションとRPGが混同してることに困惑した
ゼルダの伝説などは触っていたがレベルという制度をアクションにどこに組み込むのかという疑問
まぁものは試しかと高槻市にあったゲーム屋で学校帰りに中古で3000円くらいで買ったのを今でも覚えてる
めちゃくちゃパッケージを眺めて面白そうな要素を探して不安になりながらレジへ持っていった
家に帰ってPS3を起動してコントローラを握る
適当にキャラクターを作って、もう役職とかも騎士とか選んどけば問題ないだろって感じで適当にやって、なんかゾンビみたいな見た目の主人公が爆誕
壮大なプロローグから急に牢屋にいるゾンビ主人公
めちゃくちゃかっこいい騎士が鍵とか投げ入れてくれる
なんかこの段階で他のゲームとは違いわかりづらい
そして最初のダンジョン
もうここでは?と!が入り混じった
篝火というシステムも新鮮でこれなに?って周りをぐるぐるした
その後のデーモン戦もどうすりゃええねんと頭を抱えた
ここらへんは友達にそれ無視して先に進めばいいよと助言をもらって武器も手に入れて淡々と勧めた
なんとか最初のデーモンも倒せて外の世界へ〜からの急な烏の誘拐になんだこれこのゲーム面白くなるのか?という、この段階では世界観に入り込めなかった
そして自分は最初の過ちを犯してしまう
こうなってくると火継の祭祀場に着くのだがそこに属に青ニートと呼ばれるNPCが配置されている
こいつは冒険者にアドバイスをくれて大体ここ進むんやでとちょっと案内してくれる
ダークソウルのNPCは攻撃ができる
自分はこのシステムがめちゃくちゃ新鮮だった
だってゼルダの伝説とか剣持ってるけど普通に敵しか攻撃できない
キッズの俺はこいつをボコボコに殴った
そしたら急にキレだして無限に殺された
このゲーム悪いところがこの青ニートと敵対すると死んだとしてもこいつの横にリスポーンされる
無限殺戮編始まりました
俺はここで一旦ゲームを閉じた
そしてこのゲームを開くのは半年後だった
鐘のガーゴイルまで
あの青ニートと敵対して半年
自分はあそこで心が折れてしまったがふと半年後に急にやってみるかと起動した
ほんとになんのきっかけもなく起動した
しかし、そんな急にやっても以前と代わりはなくボコボコにされた
友人に相談すると崖側まで来て足で蹴ればいいと言われた
え?そんなことで死ぬの?と感じだったが確かにやってみるとすぐ死んだ
このゲームはバカ正直に戦うだけじゃないというところも面白い要素だった
でも当時の自分はRPGでは町中の全員に声かけてたし出てくるモンスターは全員殺してダンジョンの隅々まで探索していたからこいつもちゃんと倒さなきゃという感じだった
無事にとりあえず障害は取り除けたので先に進む
ここらへんから友人とちょっとSkypeなどで通話しながら進んだ
自分はあまりこのゲームがうまくなかったので友達に白霊で来てもらってボス攻略の手伝いをしてもらって進んだ
今思うとこの時代にこういった通信ゲームでフレンドとやるのがめちゃくちゃ楽しかったなぁと思う
そしてダークソウルの最初の大ボス鐘のガーゴイルまできた
ここでの思い出は闇霊の侵入
いつも通り友達に白で来てもらってボス攻略するぞ〜と進んでいたら〇〇が侵入しましたの赤い表示
この仕様を自分は知らなかったので理由がわからなかった
急に来たそいつは凶悪な属性武器を纏って半端ない火力で友達をなぎ倒して自分も死んだ
煽りエモートを繰り返されてYOU DIEDの文字
そうここは初心者狩りの聖地だった
しかも初代のダークソウルはレベルマッチングだったので20レベルの二周目のやつとかともマッチングできた
一周目と違って圧倒的な火力を出せる力で初心者をボコボコにできるという悪質な闇霊が多くいた
そして初心者が最初に詰まるこの鐘のガーゴイルで出待ちをするという悪質さ
自分はこの経験が一番ワクワクした
なんだこのゲーム面白いじゃねーかと燃えた
というか対人戦の要素が面白かった
3対1なのに勝てるとかすごいと
むやみに人は攻撃しないほうが
なんやかんやあって鐘のガーゴイルを友達と倒してf式ツヴァイローリングのくだりも終わりしばらく1人でやる期間があった
このゲーム初心者に優しくない要素が何をすればいいかわからない点だと思う
特に自分は青ニートを倒したのでガーゴイルを倒してから俺どうすればいいの?状態だった
適度に走り回って病み村に幽閉されて涙を流してまた1ヶ月くらいこのゲームから離れた
また急にやりたくなって友達を招集
なんとかミルドレッドの姉貴が強くてボスを攻略
次はセンの古城じゃーというところで友達から「お前武器の強化した?」と言われた
武器の強化?というこの時点で自分は適当なツヴァイヘンダーとかの武器を使っていた
このゲームステータスを上げるだけじゃなくて武器のレベルも上げれるということを知らなかった
早速レベルアップをしようと思ったがどこでレベルアップすればいいかわからなかった
友達は鍛冶屋のアンドレイが強化してくれると言った
友達の指示通り鍛冶屋のアンドレイの場所へ自分は向かったがそこにあったのは酷い死体だった
自分は最初のNPCへ攻撃できるという新鮮さから手当たり次第会ったNPCをぶち殺してきた
そう青ニートの件から何も学んでなかった
友達はおいおい詰んだんじゃないかこれと少し焦っていた
まあそれもそのはず
こいつを殺すと武器レベルをMAXまで挙げられない
正直派生武器とかの選択肢はあるが初めてやる素人がMAXレベルの武器を使える選択肢がないのはきつかった
思い出と出会いに感謝
それでも優しく強化武器や黒騎士装備を渡してくれて、攻略も手伝ってくれて最後のボスまで倒すことができた
センの古城でペンデュラムに落とされて楔のデーモンにボコボコにされたこと
アノールロンドで大弓初狩りをボコしたこと
結晶洞窟で月光蝶にちょっかい出してボコボコにされたこと
色んな思い出がめちゃくちゃ出来た
自分も徐々にゲームに慣れてきてクリア後も何周もして色んなキャラを作ったし、友達とも対人戦をやったり、白で呼んでくれといって赤で侵入してぶち殺したこともあった
時には同時にスタートをしてどちらが先にクリアできるかの戦いもしたし、一緒に泊まった時には最初からエンディングクリアするまで寝れない耐久もやった
このゲームがなかったら友達とこんなに仲良くなっていなかったかもしれないし、もしかしたら自分も色んなゲームに触れることもなく全然違う人生だったかもしれない
だから色んな思い出がぐっときてすごい良い結婚式だったなと思った
これからも嫁さんと仲良く過ごしてたまには俺ともゲームしてくれ!
そういって自分は太陽賛美して幸せそうな夫婦を見送った
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