見出し画像

群馬の選挙区で一番熱いのはどこか?

 このネタで書けるのは今日まで。選挙当日はどこがどう、とは言えませんからね。

 我が群馬は保守王国と呼ばれ、自民党が非常に強いところです。総理大臣を4人(福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫)も輩出してますし、当然といえば当然。とはいえ、2009年の総選挙では一部選挙区で民主党にその席を明け渡しています。その代わり2012年には全部元通りに。無理もないでしょう、八ッ場ダム建設中断を巡って大顰蹙買ったんですから。

 なら「自民党に逆風」と言われる今回の選挙はというと、風向きが悪くともやはり地盤が強いとそう簡単には揺るがない模様。群馬県にある5小選挙区は、各全国紙の情勢調査でも「自民優勢」と書かれていることが多い……

 ですが、唯一「激戦」とされているところがあります。

 群馬3区です。

 自民党現職・笹川博義氏、立憲民主元職・長谷川嘉一氏の一騎打ちです。

 先の2009年衆院選では、民主党候補が勝った選挙区の一つでもあります。長谷川氏は過去の選挙で笹川氏に4度負けているものの、2017年には惜敗率が高かったために重複立候補していた比例選挙区で復活当選。前回・前々回共に票数は約6.7万票だった点を踏まえると、この状況下でどれだけ上積み出来るかが肝です。
 一方の笹川氏は逆風こそ吹けど、2年前に選挙区の区割りが変更され旧・藪塚本町が3区に編入された点がどうプラスに働くかを注目したいところ。

 ここは笹川氏の父親・尭氏の地盤だったため、そこで浸透を図りたいですね。逆に長谷川氏もここを新たな票田としたいようですが、どうなるか。
 太田市のデータによると旧・藪塚本町の選挙人口は1.7万人だそうです。農業が盛んな一方、北関東道開通に合わせて物流拠点も増えました。笹川氏は農業関連での活動が多いようですが、どこまで取り込めるでしょうか。

 とはいえ、笹川氏と長谷川氏が接戦になればなるほど、むしろ両者の当選確率は上がります。
 両候補者共に比例区・北関東ブロックへ重複立候補しており、どちらも比例順位は1位。他にも比例区1位の議員候補者は多数いるものの、復活当選の順番は惜敗率の高さで決まります。負けても僅差なら復活可能なのです。なにより、先の長谷川氏もそれで当選しているわけですから。
 つまり票が上手いこと真っ二つに割れれば、この選挙区から衆議院へ2名の議員を送り出せるかもしれません。他選挙区の結果にもよりますが……

 自分にはこれが理想なのですが、どうなるやら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?