【ラジオ】アレコード備忘録・2021/12/01放送分
気が付けば今日から12月、あっという間です。夏から毎週書いてるこの備忘録も23本目。曲の感想は長らくTwitterで呟いてましたが、noteはまとめやすくて見返すのも便利で良いですね……noteを始めた1月から備忘録もやっていれば倍の本数になってたのですが、それはそれ。
さて今週の曲は?
・「老人クラブの歌/小林潤、高橋京子」
題名だけ聞くと、このご時世ゆえ昨今出たような感もあるがリリースは1962年。もしかして「老人クラブ」が出来始めたのはこの時期なのかな?
あと伊集院さんが言ったとおり「この時代の”老人”とは何歳からなんだろう?」という疑問はある。なお厚労省のデータによると、当時の日本人の平均寿命は
昭和35(1960)年:男性65.32、女性70.19歳
昭和40(1965)年:男性67.74、女性72.92歳
何と70ちょっとまでご存命なら十分長生きと呼べたのだ。今じゃ70でもまだ若いなんて言われるし。自分も30年後はどうなっているか、そして老人クラブに入れるような人間になってるのかどうか……その頃に老人クイズ倶楽部やボドゲ倶楽部があるならぜひ入りたいですが。
・「恋時計/みずさわ美都とクレイジーラブ」
またまた謎コーラスが出てきたぞ。そりゃ「時計」と名乗るからには間違いないけど「♪チクタクチクチチッチー、チチッチッー」と来たもんだ。つい最近も「ちょっとちょっと…/香川ユミ」の「♪ボンボロボンボンボンボン、ボンボロボンボンボン」があったけど、こちらはまだ「恋時計」にかかっているだけきちんと内容に沿ってるんですよね。
おまけに歌詞を良く聞くと「ひたすら貴方が来るのを待っている」なので、あっという間に時が過ぎていく様子をコーラスで表現してるという、なかなかレベルの高い歌。でも「♪チクタクチクタクチチッチー」なんだよねぇ。このズレ具合。
・「涙という奴は/船瀬功二」
曲の解説として引き合いに出されたのが、同じ作曲者(かの船村徹氏)の『スナッキーで踊ろう』。あれの完成形とは一体どういう……と少し構えて待っていたら、まあいろいろぶち込んできましたね!
歌い方は完全に演歌だし途中でも浪曲入ってる、にも関わらずアレンジがエレキ、コンガ、尺八が入り乱れてるという……この曲のジャンルは何だろう? 『スナッキー~』が大人しくみえるくらいで、歌はこっちの方が断然上手い。しかしあの曲は、エレキサウンドに似つかわしくないボーカルであるがゆえカルト化したともいえる。
さてこれはどうだろう。濃すぎるゆえにかえって扱いに困るぞ。どうしたもんだか。
……12月に入ってラストスパートに突入したような曲目でしたな。年末のアレコード大賞があるなら残りはもう数回、さあ賞レースの行方は如何に?
ではまた来週。
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