最新戦法の事情 【居飛車編】(2022年2・3月合併号 豪華版)
どうも、あらきっぺです。
タイトルに記載している通り、相居飛車の将棋から最新戦法の事情を分析したいと思います。
なお、当記事の注意事項については、こちらをご覧くださいませ。
前回の内容は、こちらからどうぞ。
最新戦法の事情 居飛車編
(2022.1/1~2/28)
調査対象局は167局。それでは、戦型ごとに見て行きましょう。
◆角換わり◆
~端歩の打診が優秀~
25局出現。前回の期間から出現率は20%→15.0%と推移しました。角換わりはここ最近、減少傾向にありますが、今回はさらに拍車が掛かっていますね。
先手の作戦は、[腰掛け銀・早繰り銀・桂ポン]の三つに分かれます。オーソドックスなのは腰掛け銀ですが、現環境では基本形や△9三歩型で対抗されると、なかなか良くなりません。詳しくは、以下の記事をご覧くださいますと幸いです。
また、桂ポンは決まれば爽快ですが、攻めが軽く一本調子なのでハイリスクハイリターンであることが不安材料と言えます。
それゆえ、現環境では早繰り銀が採用される比率が上がっています。確実に先攻することができ、かつローリスクで攻撃できることが早繰り銀の魅力ですね。
早繰り銀に対して、後手の方針は
(1)相早繰り銀
(2)腰掛け銀
この二つ。ただ、相早繰り銀は先手にも用意があり、互角以上に戦える将棋です。詳しくは、以下の記事をご参照くださいませ。
ゆえに、後手は腰掛け銀を志向する姿勢で戦う方が有力と考えます。今回は、その将棋をテーマにしましょう。(第1図)
■ ▲早繰り銀 VS △腰掛け銀
[▲早繰り銀 VS △腰掛け銀]という構図になると、これは頻出する局面ですね。
ここで後手は△5四銀と上がるのが常識でした。対して、先手は▲7八玉△4四歩▲5六歩と組んでおきます。(図)
これはこれで五分の将棋なのですか、基本的に先手は攻勢に出れる展開になるので、作戦の趣旨に沿った展開になるのが心強いですね。そういう意味では、先手不満なしと評価できるでしょう。
なお、この変化の詳しい解説は、以下の記事をご覧くださると幸いです。
なので、現環境ではこの局面で後手が工夫する動きが出るようになりました。それが△9四歩という打診です。(途中図)
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