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違う違う、そうじゃ、そうじゃない【日記2022/10/17】

昨日の火山マイスター認定審査の内容が、NHKとHBCで報道された。メディアで取り上げられること自体、やはり素晴らしいことなのだが、ちょっとNHKの放送内容に釈然としないものが…。

それは、”火山の知識を正しく伝えられるかが審査”とされていたこと。(まあ放送では”等”とはしてあるが)知識を正しく伝えるのは当たり前で、その先にマイスターになりたいと思う個人が何を伝えたいかが審査のポイントでもある。そのため、この放送を見た人が火山マイスターについて違う風にとらえてしまいそうな気もしなくもない。

科学技術コミュニケーションも、「科学を正しく伝えること」と報道されることもあるらしい。間違ってはいないのかもしれないのだが、科学技術コミュニケーションの本質はそこではないのだ。その解離を生まないためにも、メディアで放送するときには気を付けないといけないし、そもそも伝える側もきちんとメディア側に本質について意図をくみ取ってもらえるように伝えないといけない。

もう一局のHBCでは、がっつりと火山マイスターについて特集が組まれていた。NHKと比べてしまうのは申し訳ないが、大変よく活動内容の意義が分かる内容となっていた。ほんの少しの言葉の選び方、報道の仕方で全く印象を受けた。

このように報道一つとっても、科学技術コミュニケーションの技術が垣間見える。2局を比べて昨日の活動を見れたことで、科学技術コミュニケーションの視点から気付かされるメディア観だった。


今日のひとこと


科学技術コミュニケーション自体を伝えることが難しい


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