アンケートをGoogleフォームで取る前に【日記2022/11/8】
私たちのような社会学的な研究では、質的研究手法でも量的研究手法でも「アンケート」をよく使う。今日のゼミでは、ある学生のアンケートを実際に被験者として答えてみて、実際にアンケートが機能するか・分かりにくい所はないか等を考えてみた。
アンケートツールとしては、「Googleフォーム」を使用。私も、自分のアルバイト先で記事をつくるためにフォームを作成することはあるのだが、とても簡単なモノしか作らないため、今日のゼミでのアンケートは様々な使い方があることを知った。
例えば、ラジオボタンとチェックボックスの違い。回答している側としては、どちらでも良いように感じるが、実は障害が発生する場合がある。ラジオボタンは、排他的な選択肢で、ユーザが 1 項目だけを選択しなければいけないときに使われる。 チェックボックスは、0 項目、1 項目、またはそれ以上の項目を選ぶことができるような複数選択肢で使われる。そのため、複数回答してもらいたいのにラジオボタンで作成してしまったら、正確な回答が得られないのである。
さらに、回答によって次の質問を分岐する方法もある。この機能を使用することによって、ユーザーの回答に基づいて特定の質問に誘導することが可能となる。特に質問項目が多い場合は、この機能を使うことで質問者の回答時間へのストレスを軽減することに繋がるだろう。
特定の日にちを入力して欲しい場合、質問文句によっては、年だけなのか日付もなのか分からない場合もある。さらに曜日など聞かれたら、その日が何曜日かなど、違うタブを開いて調べる手間がかかってしまう。しかし、カレンダーで日付記入することができるように設定すれば、その手間が省けるのだ。
更に注意しなければいけないポイントもある。例えば、アンケートリンクを送ったとしても、ログイン画面に誘導されて一向に回答できない場合がある。その際は、設定を操作する必要がある。この設定をしっかりしなければ、様々な場面で回答ができなくなる。
アンケート作成で一番大切なことは、アンケートを実際に取る前に、他人に回答をしてもらい、内容について確認してもらうことだと思った。客観的な意見を貰うことはさることながら、自分が気付かない回答へのアプローチ方法や文句についてアドバイスをしてくれるからだ。また注意点に挙げたように、回答が他のアカウントからだと進まないなんてこともあり得る。
同じM1の研究生がこれだけ高精度なアンケートを作っており、更に今月末には実際にアンケートを取るということで、私はかなり焦っている。来週の私担当のゼミまでには、机に山積みになっている論文たちの整理をしたい。