レンズフードゴムを傷から守るための簡単DIY術
皆さん、撮影中にちょっと休憩したくなった時、カメラはどうしてますか?
ベンチなど置き場所があればいいですが、ない場合、特に花形フードではなく丸型フードの場合なんかは余計、レンズフードを地面側にし、縦向きに置く人が多いのではないでしょうか。
私もこれまでそうやっていたのですが、その際にどうしても気になるのが、レンズフードを地面に直接置くので、傷が付いてしまうということ。特に石ころ多めの場所なんかだと気になりますよね。
とはいえどうすれば良いかもわからず過ごしていましたが、先日、「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を購入したところ、フードの先端がゴムになっているのを発見!
このソリューション、素晴らしいですね!!
しかもこの程度なら簡単にDIYできそうです。
DIYに必要なアイテムリスト
というわけで早速DIYに必要なアイテムを購入しましょう。
DIYといっても超簡単だし、超お手頃です。
対象となるレンズフードは、「丸型」です。
花形フードだと凸凹しているので加工が難しいですし、一部だけにゴムを付けたら不細工になってしまいます。。
私の持っているレンズ群だと、こんな感じでしょうか。
EF50mm F1.2L USM
RF70-200mm F2.8L IS USM
RF85mm F1.2L USM DS
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
もちろんこれ以外のレンズでも丸型フードであれば何でもOK!今回のDIY方法であれば、ほぼすべてのメーカーのすべてのレンズに対応できるはずです。
まず必要なのは、ゴムです。
ゴムはゴムでも、「溝ゴム」というものをゲットしましょう。お勧めはHikari製の下記の商品。
たとえばRF70-200mmやZ 135mm Plenaとかだとレンズフードの先端に黒い縁や溝が付いているのですが、その太さにほぼぴったり!厚みもジャストサイズで、まるで純正品のようにぴったりと仕上げることができます。
さらに、できれば両面テープもあった方がいいです。レンズフードにただ溝ゴムを巻くだけでも良いのですが、単につけただけだとズレたり取れたりするので、簡単に固定してあげるのが目的です。
ただ、普通に売ってるものは幅が10mmとか15mmが多いと思いますが、それだと太すぎて「半分に切る」「折り曲げる」等の追加作業が必要となり、面倒かつ仕上がりが汚くなりがち。
新規に買われる方はぜひ「5mm幅」の両面テープを購入下さい。私は下記の安心と信頼の3M製を選びましたが、もちろん他メーカーでも大丈夫です。
準備するのはこの2つだけ!
レンズフードに溝ゴムを取り付けよう!
早速、作業に取り掛かっていきましょう。
(1)溝ゴムをハサミで適度な長さにカット
まずは溝ゴムをレンズフードに巻き付けていきます。
まだ切らないでくださいね!
クルクルと巻き付けていき、一周したら、ちょうどぴったりのところをハサミで切ります。
このときのポイントは、ちょうどぴったりと思ったところから1mmくらい余裕を見て切ること。慣れればちょうどぴったり切るのが後処理が発生しないので一番楽なんですが、最初はよくわからないと思うので、気持ち長めに切っておきましょう。
長い分には後から短くすればいいだけなので大丈夫です。
(2)両面テープをレンズフードに貼っていく
次に、両面テープをレンズフードの先端に貼っていきます。
このときのポイントは、外側と内側と、別々に張ること。
10mmとか15mm幅の両面テープを使っている方は「真ん中で折ればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、私が不器用なのかなんなのか、丸いので外周と内周の長さが微妙に違うのか、綺麗に仕上げることができませんでした。
太い幅のテープを使っている方は最初にハサミで半分に薄く切り、それから外側と内側を別々に貼っていく方が綺麗に仕上がるかと思います。内側ってギザギザしていたり段差があったりでちょっと難しいんですよね。
(3)溝ゴムをはめ込んで完成!
最後に、良い感じの長さに切った溝ゴムをフードにはめ込んでいけば完成です。ゴムの長さが微妙に長かったらハサミで調整してください。
ポイントは、内周の方が外周よりも微妙に短いので、内側だけが余りがちです。なので、内側部分だけをハサミで少しカットしてあげると綺麗に仕上がります。
どうですか?
まるで最初からこうやって売られているかのようなジャストフィット感ではないでしょうか!
これでカメラを縦向きに地面に置いても傷の心配は無用♬
近くのホームセンターとかで買えば600円ほど、アマゾンで買っても1,000円ほどで材料は購入でき、かつ1本10分もあれば簡単にDIYできるので、少しでもレンズフードの縦置きが気になったことのある方は、ぜひ!
ちなみに2.4mの溝ゴムを買ったので、4つのレンズフードにゴムを付けてみましたが、それでもまだ余ってました♬
1つのフードにだいたい40cmくらい使うので、単純計算で6つほどのフードを加工できそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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