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洗える天然成分。

noteは、主にご飯クリームの事や、たどり着いた経緯、肌の事なんかを自分なりに纏めようと始めたのですが、
私は美容師なので、スキンケアについての固定観念が変化してきたのは、シャンプーや頭皮を勉強し出していくうちにたどり着きました。

ちなみに、最初に言ってしまうと、現在使っているのは、結局は普通のアミノ酸系無添加シャンプーです。

イオニート。
散々天然成分で洗ったりした結果、
「めんどくさい」
という理由で泡を使ってしまっています。こちらのシャンプー一本5000円くらいするのですが、リンスが必要なくてシャンプーだけで良く(トリートメントは別で毛先のダメージに応じて使いますが、少量で泡立ちもよくコスパ良く続けやすい当店で一番リピーターの多いベストセラーです。

頭はまあいいやとなった理由は先程のめんどくささもあるのですが、
私はカラーやパーマもやっているので、テクノロジーの力も借りよう。
と落ち着きました。

でもたまにはお湯だけだったり、お米のとぎ汁を使ったり、米粉ペーストを使ったり、ハーブの粉のシャンプーや
小麦粉シャンプー、なんて聞いた事ある方もいらっしゃるのではないでしょうか(やってみるとすごくいいですよ)も気まぐれで使います。

例えばスーパーマーケットで、
「化粧品コーナー以外で洗える食品を探して来て下さーーい」ともし言われたら、私は驚くほど沢山の食材を用意出来ます。

豆乳、ココア、片栗粉、小麦粉、小豆、米粉、昆布、この辺はだいたい試しました。
レモンやミカンも洗浄力がありますが、リモネンなどの成分が強いのか、私は肌がヒリヒリしちゃうので使いません。
アボカドパックや、きゅうりパックみたいな果物や野菜、生の物は使いません。

豆乳は髪が結構バキバキになっちゃいましたが、他は結構いけます。

しかし、それ以外
天然の洗浄成分というものは沢山存在するのです。

私が一時期ハマって、今も機会があれば広めたいと思っているのが、
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ムクロジ

の木の実です。
これはインドのアーユルヴェーダハーブでは「リタ」
と呼ばれていますが、
日本にも自生していて
「無患子」と書きます。
なので、子が患わないお守りとされたり、
黒い綺麗な丸い種が入っているので、数珠やボタンに使われたり
神社仏閣に植えられ、洗濯に人々が集まったなんていう身近で神聖な木の実です。
羽子板の、羽根がついた黒い玉、あれもムクロジです。

洗浄成分があるのは皮の部分。
不思議な半透明の実が神秘的。
ちなみにライチもムクロジ科、
形状を浮かべると納得♪

洗濯も出来たり、お皿洗い、お風呂掃除なんかに使ってもすっごい綺麗にツルツルになります。
以前小さな息子と全裸でムクロジまみれになってお風呂掃除をしたのがめちゃくちゃ楽しかったです。
市販のお風呂洗剤じゃそうは行きません。
そしてさらに、石鹸さながらの泡立ちや洗浄力があるにも関わらず、phはお肌とおんなじくらいで突っ張らない。
もちろん体も洗えます。

何で洗えるかというと

サポニン

という成分が含まれているからです。
サポニンは「シャボン」が語源、石鹸、その物ですね。
サポニンは植物の種類によって毒性のものもあったりするのですが、
ムクロジは実も若い実は食べれちゃう位なので、比較的安心
可愛い木の実です。

その他にも、少しずつ、洗える植物もご紹介できたらなと思います。

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