短歌だったり、そうでなかったり。
※twitterの古い投稿から拾い出しています。見付けたものを追加しています。
ストローで ちみちみ啜る パック酒
仕事終わりの 安い極楽
[2024-10-15]
高価なワインじゃなくても良いんです。獺祭じゃなくても良いんです。
スーパーで¥100程度で買えるパック酒。
仕事があって、酒が飲めるという事実。
それこそが、幸せなんです。
金剛砂 水に感じる 粘っこさ
手先仕事に 移ろう季節
[2024-10-6]
ここで言う「金剛砂」とは「水と一緒にガーネット粒を落として金属表面にぶつけ、表面を梨地にする」テクスチャ加工です。
水って、温度でかなり粘度が変わるんですよ。たとえば夏場35℃位に水温が上がっていた場合、20℃の水と比較すると粘度が70%程度しかありません。ですから、金剛砂を使うとき、真夏の暑いときは「ザーッ」と流れるのですが、春と秋は「ボタボタッ」と言う感じなのです。冬になるともう真水が使えず(冷たくて手が死ぬ)、お湯を使うことになりますから再び流れ易くなります。
こんなことでも季節を感じることができるのです。
夕照の 山につくつくぼうし 鳴く
夏の終わりの 寂しさ歌う
[2024-9-11]
最近は、日陰に入れば八月の様な熱気を感じなくなりました。
そして、夕暮れが早まって来たのを実感します。
虫の声も蝉ではなく草むらの秋の虫が優勢になってきました。
まだまだ暑いことは暑いのですが、着実に季節は移り変わっていますね。
アルタイル デネブとベガの 三角を
皆で見上げた 農道の先
[2024-7-23]
昔ね、よく星を見に行っていたんですよ。京浜急行の終着、三崎口に集合し、クソ重い荷物を手分けして持ってね、小一時間掛けて農道を歩いて光害のない所まで行くんです。 今はその体力ないなぁ。何より夜中起きてらんない。
尚、アルタイルは鷲座、デネブは白鳥座、ベガは琴座の1等星。夏の大三角と呼ばれる星です。そして、アルタイルは七夕の彦星、ベガは織姫です。
ブラックは 母岩の色か 商魂か
【オパール】
[2024-7-22] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
染色して黒くしたオパールを「ブラックオパール」って言って売ってるらしいんですのよ。
穴子丼 「うなぎたれ」とは これいかに
[2024-7-22]
うなぎたれ=うなぎであれ。
アナゴだよ?
朝八時 子らの通らぬ 通学路
夏の休みの 幕は開けたり
[2024-7-22]
月曜日の朝なのに、ゴミ出しに出ても子供達が見えない…
そうか、もう夏休みか。
今日もまた 猫目覚ましに 起こされて
日曜朝の 六時半也
[2024-6-9]
猫は1階のケージ、自分達は2階で寝るのが基本なのですけれども、妻の体調の関係で(詳細は「妻が倒れた日」参照)しばらくの間「2階に寝るのは危険」と考え(夜トイレに起きた時に階段から落ちたりする恐れがある為)、6月中は1階の猫ケージ横に布団を敷いて寝ることにしました。
…が、朝外が明るくなってきて、しかも我々がすぐそばにいると分かると、「出せ!」「朝ごはん!」の猛烈なコールが掛かります。
勘弁してよ…
点いてない ストーブ前で 丸くなる
冬の終わりの 「なごり猫」かな
[2024-4-8]
暖かい日にはヒーターを点けると暑過ぎになりますが、梅雨時までは妙に寒い日があったりと、中々収納できません。
猫に「今日は点いてないよ」と話しかける、そんな春。
手のひらに 冬の夜空の 道しるべ
君はリゲルか ベテルギウスか
【アレキサンドライト】
[2024-2-9] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
太陽光の下では青や緑、白熱灯や蝋燭の光では赤に色を変える宝石がアレキサンドライト。
冬を代表する星座、オリオン座にはリゲルとベテルギウスと言う1等星があります。リゲルは青く、ベテルギウスは赤く輝きます。
電灯の 下で赤らむ 君の頬
凜とし昼との ギャップに萌えゆ
【アレキサンドライト】
[2024-2-9] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
水晶に 閉じ込められし 雲丹の精
ホーランダイトの 名を手にしたり
【ホーランダイト in クォーツ】
[2024-2-9] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
冬の日の 石を語らう 夜は更けて
沼は泉へ 今変わらんとす
[2024-2-8] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
沼ではなく、泉と考えましょう。
覆輪を 倒して割れし 翠玉(エメラルド)
我がメンタルも 砕け散るやも
[2024-2-8] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
「汝(な)は誰ぞ?」 妖しき色の 輝きに
胸躍らせん 指先の君
[2024-2-8] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
石沼の 眼は爛々と 燃え盛り
その正体を 見極めんとす
[2024-2-8] #石沼の人コレ見たら何か1句読んで
一月の 夜の空気は 張り詰めて
背中丸める 蛍族かな
[2024-1-13]
冬の蛍族は寒いんです…
我独り 深夜佇む 台所
たゞゆっくりと 珈琲を飲む
[2023-11-30]
一日の内、この時間だけは静かに時が流れる気がします。
因みに、カフェイン耐性が付いてしまっているのか、この時間に飲んでも寝るのに全く困りません。
澄み渡る 冬の夜空の 天高く
銀(しろがね)の月 我を照らさん
[2023-11-29]
月の上がる角度って、結構変わるものですね。前に見たときにはもっと低かったと思うのですが、今日はとても高く天頂近くに上がってました。
2023年11月は27日が満月でしたから、まだまだ丸いです。
霜月に 夏の戻りの 暑さ故
一度仕舞った 半袖を出す
[2023-11-5]
11/5は全国で最高気温25℃以上を記録したそうです。
僕が10歳だった昭和55年は、8月の平均気温が26.6℃。かつての夏より暑い11月と言う感じです。
寝てたのに 気が付きゃ背後で 「にゃあ」と鳴く
「仕事がナンボじゃ 毛繕いしろ」
[2023-11-4]
集中してるときに限って邪魔をする…
亀虫の 網戸の内に 止まり居て
「我、香菜の 精也」と言ふ
[2023-10-27]
カメムシの増える季節です。今朝雨戸を開けようと障子を開けたら、窓の外側、網戸の内側に大きなカメムシが留まっていました。
因みに、香菜、コリアンダーの和名が「カメムシソウ」というのはデマらしいです。
秋の日の つるべ落としの 夕暮れを
そは封じたり 火蛋白石(ファイアオパール)
[2023-10-22]
オパール、特にファイアオパールは保管が難しく、湿度の管理が上手くできていないと、知らない内にバリバリにひび割れています。
懐の さぶき北風 吹きすさぶ
我にかえれば 季節問わずや
[2023-10-22]
逢ふ人の 交わす挨拶 「寒いね」に
[2023-10-22]
朝夕は寒くなってきました。
おぐりしゅん はしもとかんな すだまさき
ながさわまさみ やまだたかゆき
[2021-3-18]
銀魂。
降りしきる 夜中の雨の しぶき避け
ドアに張り付く 蛍族かな
[2020-7-4]
今宵はまだマシだけど、風が強い日はホントーに辛い。
眠り行く 眠らぬ街の 静けさに
見上げてみれば 花の月かな
[2020-4-8]
2020年早々に「正体不明のウィルス」が世界中に広がり始めました。世界各地で都市封鎖の様な状況になり、日本でも「外出自粛」「夜間の営業自粛」が要請され、眠らぬ街新宿にも静けさが訪れました。
2020年4月8日は満月。4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれるそうです。
陽溜まりに 猫の転がる 日曜日
[2012-3-25]
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