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日記|思春期はホラー

子どものころ、よく親に隠れて漫画を描いていた。動物の漫画とか冒険の漫画とか、あとなぜかふつうにエロ漫画も描いていた。

エロ漫画といってもだいたいがキスシーン止まりで、その先はわからないからわたしの漫画はいつも未完だった。そういう流れにしなければいいのに、描いているうちにそういう展開になってしまうから不思議でこれはもう避けられなかった。当時のわたしは描きながら考えるというフリースタイルだった。

25歳くらいのときすべて捨ててしまったけど、いま思えばちょっとくらい残しておけばよかったなぁと後悔している。部屋を掃除するたびに発掘して「キモwww」と言いながら感慨深いような気持ちになりたかった。

美術部の遠い記憶のすこしだけ一人称がオレだったこと/アライアヤ

ちなみに中学の美術部では、文化祭で配る部誌(部員の漫画やイラストを集めた小冊子。全校生徒が読む可能性あり)になんやかんやと理由をつけて女の裸(ぼんやりバージョン)を描いていたが、こちらはマジで一生見返すことなく死にたい。あと部誌には自身の作品の最後に死ぬほど痛いあとがきを書くという文化があって、これもやはり相当つらいのだけど発掘したらともだちとゲラゲラ笑って成仏させてやりたいと思う。

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