かわら版7月号「解散風はなぜ吹いたのか。」
岸田首相は、6月21日に会期末を迎えた今通常国会での解散を見送りました。総選挙は今年の秋以降に行われることになりますが、ここからはまさに常在戦場で、高い緊張感をもって準備を進めていかなければいけません。
今回の「解散風」の原因は、法案審議に絡む岸田首相の国会戦術にありました。「防衛費財源確保法案」や「LGBT理解増進法案」などで、与野党が対決姿勢を強める中、解散をカードに野党を強くけん制したものだったと捉えるべきです。同時に、与党内の反対派にも一定の圧力となったようにも思