「武者から聖者へ、聖者から恋人へ、恋人から虎へ、虎から花へ走ったあの頭には太陽を、
心には嵐をもつ偉大な血統の画家、ユジェーヌ・ドラクロアは、かくて」
テオフィル・シルヴェストル著(フランス芸術の人々)
ドラクロアってあんまり好きでなかったし、今も熱心に観ないけど、ゴッホはドラクロアから相当盗んだものを発展させた、開花させたというのは、観ていると納得する。よく美術館などに通って勉強していたゴッホが参考にした画家はドラクロアだけではなく何人もいて手紙の中にいろいろ書いてある。きっと絵の具のタッチで参考にしたかと思われるモンチセリ、ちょっとしか見たことないけど、心に残る絵だった。積極的に美術の伝統を吸収しているところが、ゴッホの作品はアウトサイダー・アートとは言えないところになるのか。人間はとびきりアウトサイダーだけど。
タイトルと引用は「ゴッホの手紙」の中で引用されている一節の部分。ちょっと詩みたいで気持ちいいかなと。
画像は同じく「ゴッホの手紙」から、「種まき」。
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