忘れっぽい私や誰かのための短い読書 18
草花を育てる人のためには大いに弁護してやってよい。植木鉢を扱う人は、花鋏をもった人よりはるかに人間的である。彼が水と日光について心を配り、寄生虫とたたかい、霜を怖れ、芽の出ようがおそいときにやきもきし、葉が光沢を帯びるようになると有頂天になる、それをみまもっているのは楽しい。
岡倉天心 茶の本
Much may be said in favour of him who cultivates plants. The man of the pot is far more humane than he of the scissors. We watch with delight his concern about water and sunshine, his feuds with parasites, his horror of frosts, his anxiety when the buds come slowly, his rapture when the leaves attain their lustre. The Book of Tea by OKAKURA-KAKUZO(*tenshin's real name)
*は当方による、この本はこの本で、抜書きしたいところだらけで危険、また使うだろう。
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