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ZINEを作ってみたいと思う

突然ですが、決めました。わたし、ZINEを作ります。

なんでZINE?

今年の1月に文学フリマ京都に行ってから、いつも本のことばかり考えている。たくさんのZINEや自主制作の本を目の当たりにして、どうやら衝撃を受けたみたいだ。

とっても素敵な本たち

ZINEそのものが初見だったわけではないけれど、多種多様な本を見て、「本ってこんなに自由でいいんだ」そう思った。

「本を作る」って書き手の才能があって、コンセプトを練りに練って、いろいろな人の手が加わって、ようやく完成するものであり、まったく未経験の人間が気軽に「作ります」なんて言えないものだと思っていた。

今もまだその概念は頭の片すみにあって、気軽に「本(ZINE)をつくります」なんていうと、様々な方面に失礼なんじゃないかと思ったりする。
(自分は何の影響力もないのに・・・)

でもやっぱりZINEは作ってみたいし、自己満足の世界で終わってしまうかもしれないけれど、それはそれで自分にとって貴重な経験になるはずだ。

とはいえ、ZINEを作るにあたって、やはりある程度の指標はある方がいいと思って、どんな本が作りたいかじっくり考えてみた。

わたしには難しい文章は書けないし、読み応えのあるストーリーも書けそうにない。

わたしがつくれるZINEって、どんなZINEだろう。

どんなZINEを作るの?

本は読み手がいてこそ価値があると思う。もちろん、読み手には「わたし」も含まれている。

だからわたし自身が、本に求めることは何かを考えてみた。(あくまでも、今現在のわたしが求めることにはなるのだけれど・・・)


わたしはどちらかというと小説よりもエッセイが好きだ。

小説なら、ファンタジーや青春恋愛小説よりも、等身大の大人が主人公の、現実味のあるお仕事小説が好き。

ハラハラ・ドキドキを求めることは少なく、「あ〜わかるわかる、そうなんだよね〜」と共感できる本に出会うと嬉しい。

益田ミリさんの本はまさにそうで、言葉は少ないけれど、凝り固まったツボをダイレクトに刺激してくれるような気持ちよさがある。
(また別でnoteを書きたいと思っているが、益田ミリさんの本には大変お世話になった。)

わたしにとって長編を読み切るのはなかなかに難しく、章ごとにストーリーが一段落するような構成だと読みやすい。

表紙や挿絵に気に入ったものがあると、内容に関わらずつい手に取ってしまう。栞が同封されたZINEも購入意欲が高まる。

どちらかというと大きい本よりも、小さい本の方が好き。


こうして自分が好きな本について書き出してみると、わたしが目指すZINEの方向性が見えてきた。

  • 読書の入口になるような、読みやすい本

  • 1冊を読み切る体験をしてもらいたい

  • 物として所有しておきたい本

  • なんだかちょっとホッとする本

  • 少しのチャレンジを盛り込んだ本

  • おまけがついてる本

まず、今はまだ本に興味がない人でも「なんか気になる」と思ってもらえるような本にしたい。

ZINEそのものが、本に興味がある人でないとなかなか出会えないものではあるが、なんらかのきっかけでわたしのZINEが誰かの目に触れて、それが読書への入口になったなら、なんて素晴らしいことだろう。

できるだけ軽やかな本にして、まずは1冊を読み切る体験をしてもらいたい。
そうすればきっと、「本ってなんかいいな」って思ってもらえるはずだ。
わたしがそうだったように。

挿絵も入れよう。「絵が気に入ったから手に取った」でも全然いい。
物としての本に魅力を感じてもらえたら、次の本、また次の本とどんどん手にとってもらえるかもしれない。

あとはやっぱり、読んだあとにほっこりする内容がいいな。
どこまで寄り添えるかはわからないけど、読んで癒やされる1冊にしたい。

そして、おまけも含めてZINEを通してやってみたいことがいくつかある。
自由度の高いZINEだからこそ、できることだ。
これはまた、別のnoteに残すことにする。

どんな1冊が出来上がるか、まだ断片しか見えていないけれど、
わたしが作るZINEがきっかけで、いろんな本に興味を持ってもらえたら、とても嬉しい。

ZINE制作レポをnoteやXに記録していく予定

ZINEの制作については、随時レポートを残していきたいと思っている。
販売の予定は全く決めていないが、とにかく1冊の本を完成させることを目標にしたい。

正直、参考になるかわからないし、報告もどれくらいの頻度でできるかわからないけれど、自分の備忘録として書き残すつもりだ。

本来ならZINEを完成させてから、制作記録を書いていくのが良いはずなんだけれど、(完成できない可能性もあるので・・・)完成させるためにもどこかに「宣言」をしておきたかった。

ほんと、気になったら手を出さずにはいられない性格をどうにかしたい。(最後までやりきる根気もないのが、本当にどうしようもなくて悲しい。でもZINEはやり切りたい!)

もしこれからZINEを作ろうと思っている方がいれば、ぜひ一緒に頑張りましょう。
そしてZINE制作の先輩方がいらっしゃれば、どうかあたたかく見守っていただけると幸いです。

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