黒よりも暗い -27-
目が痛む。全身の筋肉が固い。ゴムのようである。呼吸する。ひとつひとつ呼吸する。ゆっくりと視線を動かす。相変わらず私は生きているのだろうか。常に全身に力が入っている。体が休まることがない。空気は乾燥している。喉が渇いて動かない。空気は寒い。陽の光はいつもよりキラキラしている。私の心は真っ暗だが、その分輝いて見えるのだろうが。自然の輝きは医大である。どんなこともあっても偉大であるのだろう。はじめてそんなこを感じた。私の生命エネルギーがどんどん減っていっているように感じる。自分で自分の生き方を決めれるのに決められない自分を非常に言葉に表せないほどに力が抜けていくように朽ちていく。情熱はない。歳を重ねるほどに情熱は無くなっていく。心が空っぽである。体を動かすと心が落ち込んでいる状態からは幾らかは軽減するのでとにかく体を動かそうと思う。やれる範囲でストレッチや筋トレ。小まめにしよう。私の性格はどうも極端である。筋トレだと完璧に体をガチガチにしなければいけないと自然と思ってしまうし、ダイエットだといきなり10kg以上減らさなければいけないと焦ってしまいストレスになってしまう。ほんの少しのプラスをプラスと感じられない性格なのである。ほんの少しの積み重ねがやがて大きな積み重ねとなるのに。馬鹿である。ましてや完璧主義なので今までの経歴が自身ではひどいと低い評価してしまっているので、今後に対して過去を補うような一発逆転を狙ってしまう。それが私の悪因なのである。どんな今までの自分の人生でも合格点を与えよう。今の自分に合格点を上げよう。そして今から行うほんの少しの行動を淡々と続けよう。それがいずれ成果として表れなくてもコツコツと行動していることに対して合格点を与えよう。ただし、行動をする目標先は重要だ。まず設定するときは、今の自分で負担なくできる範囲を設定しよう。それからは時々で状況を見よう。周囲は私に対して期待する。「それじゃなくてもっとそれ以上できるんじゃないの?」と。しかし、分かっている方々は共通して言う。「できることから始めること」が大切であると。私は体を動かすことができる。文字を入力することができる。車を運転することができる。細かい点を人より気付ける。人柄は優しい印象を与える。これを考えると介護系なのだろうか。しかし、介護業界は全部ではないだろうが人間関係など恐怖を感じる。介護業界だけではない。そう、人間関係に恐怖心を頂いている。これが非常にネックとなっている。と考えると、人間関係が要らない仕事選びとなる。在宅や配送ドライバーか。できるだけ人と関わらい仕事。ネットを経由したオンラインカウンセラーはどうだろうか。資格はないので傾聴はどうだろうか。ライターはどうだろうか。考え過ぎるまたどんどんやれる範囲の基準が上がっていくようだ。既に私が既知の領域の方がチャンレンジしやすい。そこは大きなヒントであろう。それがあれば、多少に人間関係は我慢できるであろうか。既知領域を大切にしよう。今のところ「既知領域+今すぐできること」がよいだろうか。2つは重複している気もするが。あとは自分が役に立っている実感があるといい。誰もができると自分を自分で責めない。傷つけない。過度に緊張しない仕事。人間関係は非常に緊張する。やりがいやイキイキワクワク情熱などそのような基準を置いてしまうといつまで経っても物事は進まない。それは自分の基準から外そう。外さなければならない。初めから頭で考えている時点でいけない。やり続けていくうちに感じなければいけない。はじめから手に入れようとしている時点で私は馬鹿である。ずるい。強欲である。もちろん、初めの計画は重要である。しかし、ずっと物事が進まないのであれば自分の基準をもっともっともっと下げて歩まなければいけない。やりたいことはない。その代わり今できて過剰に緊張やストレスを感じない仕事を目指そう。それが今確実な私の目標である。とことん自分が嫌なものは除外する。プライドは捨てる。自分なんて大したことはない。それをもっと理解しなければいけない。考えて解決できるのであればとっくに解決しているのである。いい加減自分は玉手箱が開かれた浦島太郎と気付かなければいけない。三年寝太郎でもない。一生寝続けて死んでしまうぞ。目が覚めたとしても死ぬぞ。いきなり偉大なことなんぞできんぞ。そんなことをできる自分だと思っているのかお前は。お前はやばいぞ。そんな考えを持ち続けているのはやばい。いい加減にしろ。今までの自分の愚かさをもっともっともっともっともっともっともっともっともっと知らなければいけない。気付かなければいけない。認めなければいけない。お前にやりがいだなんて必要ない。情熱なんて必要ない。1000年早い。まずは今自分がやれることで社会に役立つことから始めなければならない。お前にはそれしか希望はないのである。苦しくともそれを歩まねばならないのである。だが、私は私を応援する。私は私を信じる。私は私に希望を持ち続けている。
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