♪コンテスト参加記事 【終の棲家候補次点の街】
今日もこの部屋でこの文章を綴りながら、
「ここが終の棲家になればいいだろうな」
独り言を声にするでもなく、気づけばこうしてタッチタイピング。
我が街歴10年目を数える、大好きな桜と古墳の街に関しては、
☆ KW = 或 頁生
宇宙のごとく無限に拡張を続けるネット空間内に、私の稚拙な過去記事が、数多く浮遊(?)しています。
この検索作業ひと手間で、ランダムにヒットすることでしょう。
ご興味をお持ちいただけるようであれば、覗いていただければ幸いです。
諸々大満足以上のこの街ですが、実は当初、最有力転居先ではありませんでした。
一人息子の社会人デビューを機に、
「極限まで断捨離から、テレビのない小さな部屋で、静かな晩年を暮らそうか?」
こんな私を見限らぬ、なんとも奇特な人生のパートナーの提案に、
「それ、面白そうだな」
即決賛同(笑)。
我が子の帰省先すなわち寝泊り可能な空間が見当たらぬ、ある意味ようやく分相応のライフスタイル。
『人間は立って半畳寝て一畳』
この諺を窮屈だと感じることのない素晴らしい環境に、ただただ感謝の毎日です。
大阪市内からの転居先探しに際しては、ネットには頼らず、ひと駅ずつ下車から、徹底的に歩き回りました。
#この街がすき
今回このテーマでご紹介するのは、現在の我が街ではありません。
「この街に決めようか!?」
ほぼほぼ内定以上確定未満だった、とりわけ私個人にとって、今も現在進行形で、日々特別感が増し続けている街。
現在の自宅最寄駅からは、各駅停車で所要時間わずか10分ほど。
思い立ったら即、訪ねることができるのも魅力です。
それでは早速、今からご一緒いただきましょうか?
<歴史と文化テンコ盛りの街>
高校以来の悪友の実家がある街。
同じく高校時代の彼女らしき存在が暮らしていた街。
十代の頃から馴染みは薄くありませんでした。
世間知らずの青二才、街を感じ味わう感性など、持ち合わせていなかったのでしょう。
ちなみにこの街を転居先候補に挙げたのは、法的配偶者すなわちパートナーでした。
「気になる神社に行ってみたい」
駅西出口から徒歩直ぐ、奇しくも最初に訪れたのは、2013年霜月末でした。
決して広くはない境内の奥の一角、面積的にはボクシングのリング程度?
寄り添うように彩を誇り競い合う楓と、その様子を見守るような、銀杏の大木が1本。
「うわあっ!見て見ろよ!」
一気に沸点オーバーで大興奮の私の横で、彼女は熱心に立て看板を熟読中。
元来極端なインドア嗜好 & こうした自然風景には意固地なほどに興味薄。
天邪鬼を競い合ったなら、向こうに軍配が上がるかも?
非常に重要な選択を迫られた際にも、基本私の決定に異議を唱えぬ彼女。
ところがこの件に関しては、こちらから最終確認を投げかける前に、
この街は大好きだから時折訪れる場所であって、私たちの生活基盤とは違う気がする。
その理由はとても綴り切れないため割愛しますが、いずれも見事に腑に落ちるものばかりでした。
彼女の判断が結果大正解!
この記事を綴ることができているのが、なによりの証です。
<芸能文化熱の高さに惹かれた私>
駅前からほど近い場所に市役所が構えるこの街は、
・歴史的建造物やエリア
・新旧芸能英術を今日から未来に伝える施設
・国内外に誇る地場産業
これまたとても綴りきれません。
若い世代の方々であれば、
「自分だけのカップ麺を作れるミュージアムがある街でしょ!?」
大正解です。
<結果すべて正しかった>
この街暮らしのプランは棚上げから、冒頭の桜と古墳の街に小さな新居を確保したのが、2014年春のこと。
同時にこの街は私たち……とりわけ私個人にとって、
定期的に通い続けたい、特別なエリア。
声を大にしたい街へと、その位置づけが確定しました。
しかしながらこの時期から、私の弱視具合が加速度を増して進行。
不慣れな場所での単独行動を極力慎む選択が、避けられなくなりました。
理由は単純明快。
罪なき加害者を生まぬよう・我もまた加害者にも被害者にもならぬよう。
決して重たい話ではありません。
ですから単独訪問時のルートは、この10.年来、基本ワンパターン。
先述の神社で隣接する幼稚園から聴こえる元気な声をしばし確かめ、元気をもらう繰り返し。
当初は愚息が幼かった頃の記憶を辿るも、直近は初孫の近未来を重ねてニヤリ。
新米お爺ちゃんを楽しめるこのスポット、ついつい滞在時間が長くなってしまいます。
ちなみに連日訪問がお約束な時期が、年に2回あって、
・世間さまが新年度を迎えて新芽の緑が鮮やかな、3/末~4/初旬
・境内の紅葉が見過ごせない、11/下旬~12/上旬
しかしながらこの狭いスポット、境内本堂の裏側に位置しています。
そのため参拝者の多くがここまで辿り着かず、踵を返す繰り返し。
「勿体ないけど、その分独り占めだゼ!」
地元近隣の紅葉スポットとして紹介された記事も記憶になく、内緒の宝物的位置づけです。
書いてしまったけど ← ※あらら
このように恵まれ過ぎた生活圏内、せめてもの感謝を言動に表したくも、哀しいかな私は昭和世代。
時代の変化に旧泰然とした己が価値基準がついてゆけず、
「下手にアクションを起こせば、ご迷惑どころか犯罪者扱いかも?」
恥ずかしく申し訳ない限りですが、確固たる意志のもと、これといった行動は起こせていません。
ありがとう。
極力ご迷惑にならぬよう、責任の持てる行動に努めます。
これからもわずかな居場所、与えて続けてもらえるかな?
過剰に遠慮委縮することもなく。
我々世代が及びがちな、年功序列を盾の、傲慢と届く振る舞いに及ぶこともなく。
困った人を見かけるも、自らが直接手を差し伸べるべきではない場面では、臆せず周囲の適任者に助けを求めて。
こんな自問自答が、今回も頭を過ぎりました。
仮にこっちの街暮らしだったなら、同じように桜と古墳の街を訪れ続けていたかな?
無理矢理求める必要のない答え探しは、ほったらかしておきましょう。
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