技術者が納得感をもって仕事をするルール
皆さんこんにちは。谷口です。
このアカウントでは、ロボット技術発展において重要な、<機械・電気・情報>の技術者向けに【仕事を面白がるためのコツ】を中心に情報発信していきます。
さて今回は、「技術者が納得感をもって仕事をするルール」というテーマでnoteにまとめてみます。
▼今回お伝えしたいこと
今の仕事、納得感をもって取り組んでいますか?
モヤッている技術者の皆さんが少しでも納得感や自信をもって活動するための3つのルールについて話しました。
▼今回の筆者
谷口花菜子:株式会社アフレル 経営戦略室 事業創造・連携責任者
企業や、大学などの高等 教育機関との連携事業活動や有識者をお招きしてのロボット・AI・教育などをテーマとした各種カンファレンス等、数多くの企画に携わる。
技術者って何?
今回は、技術者の仕事のカテゴリを以下の3つに分けて、その前提でお話ししていきます。
研究:自社固有の技術や技術の組み合わせを生み出す
開発:技術を使ってモノを作りニーズに対応する
保守・管理:課題を解決する仕組みやモノを動かし続ける
今の仕事に納得して取り組んでいますか?
この問いに対して、何かしらもやっとしている、つまり「自分が作っているものは何に役立っているのか」「何のためにやっているのか」「なぜ自分がやっているのか」というような思いを抱いている方々に少しでも納得感や自信を持って活動していただきたい、そうすることで携わっている仕事自体がより良くなっていくと思いますし、そのための3つのルールを次にご紹介します。
技術者が納得感をもって仕事をするルール
ルール①携わるモノの価値を理解するために何とかして情報を得る
携わっているモノの価値が分かると、自分がその仕事を達成することでクライアントがどう変化し社会にどんな変化が起きるのかが繋がって仕事が途端に面白くなる、ということがあると思います。そういった情報についてはまずは指示を出した上司に聞いてみる、あるいは公開されている企画書やニュースリリースを見てもいいと思います。仮に知りたい情報が公開されていない場合、企画者と直接コンタクトをとって話すということも有効でしょう。または社会課題とか世の中の情勢や仕組み、自分が今作っているものやそれを使うクライアントが置かれている状況や経営方針などからどんどん自分自身に引き寄せて自ら仕事の価値を決める、というのもありかなと思います。
ルール② 目的対象を外に置く
そもそもほとんどの企業は社会の役に立つために存在しているので、会社のために働く=社会の役に立つ、という構図が最初から成り立っています。であれば、自分自身の活動目的も社外に置いてみたら仕事はもっと面白くなるのではないか?という観点です。例えば、会社の技術基盤を活用して世の中で誰も作ったことないプロダクトを作るということがライバル会社との差別化になる、みたいなストーリーでもいいと思いますし、誰も解決できてない困りごとを技術で解決するということが既存顧客のセルアップにつながる、みたいなストーリーの作り方でもいいかなと思います。たとえ行っていることが同じでも、目的や対象を変えるだけで劇的に面白くなる事がありますので そういう風に目の前の物事や人、組織だけではなく、その先にいる人から逆算して考えるというやり方も面白いのではないでしょうか。
ルール③ 一生懸命やってから考える
例えば、社会や組織とか上司などの他者の視点からの期待、つまり自分が得意だと自覚していること以外に第三者から見て評価されていることや期待されていることによって新しいチャンスをもらえたり仕事を割り振られることがあると、ちょっと面倒だなと思ったりなぜ自分がこの仕事をするのだろうと思うことがあるかもしれません。そのような場合に、一旦は面倒くささや不安を脇に置いて、まずは一生懸命その仕事をやってみてから是非その後のことは考えてほしいとお伝えしたいです。なぜなら、やってみたら意外と簡単だったということもありますし、思ったより成果が出て今後のキャリアが開ける、ということもしばしばあるからです(ちなみに、これをアウトサイドインでのキャリア形成といったりします)。逆にやってみてやっぱり自分には合わないと確信した時に、やってみたけどダメだったという実績を基に、「やはり私はこの仕事をやらない方がいいと思います」と主張することもできます(笑)。ので、一旦やってみるという事は重要かなと思います。ここで大事なのは、仕事を指示した上司に事前に何を期待しているのかを聞く、そしてお互いにそれを認識し合うことです。難易度の高い仕事を指示する時には、 上司も本当にこの部下ができるかどうか確信がないことが多いと思います。 必ず達成してほしいポイントや、逆に失敗してもいいというような仕事のポイントがあると思いますので、事前に確認した上で取り組むことでその後のコミュニケーションもスムーズに進むかと思います。
本日のお話は以上です。日々の仕事に面白く取り組むために、何か使えるヒントがあったら嬉しいです。同じ内容を本人が動画でも話していますので、ご興味ある方はぜひ以下もご覧ください!
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