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未来の創造・変革につながるコミュニケーションとは:技術起点”deビジネスや経営に影響を与える思考!
こんにちは、豊嶋です。「コミュニケーションが必要」という話を、日々の仕事や社内研修などで時々聞く機会が皆さんにもあると思います。実際、私たちアフレルが企業からのご依頼を受けて研修メニューを開発する際にも、コミュニケーション能力をどう高めるか、という観点で議論していたりもします。
今回は少し視点を変えて、「未来の創造・変革につながるコミュニケーションとは」というテーマで考えていきます。
ロジカルコミュニケーションvs感情コミュニケーション
コミュニケーションと言っても、最近は人と人との会話という、これまでのパターンに加えて、人と対話形式でやり取りを行うシステムというのもあると思います。この対話形式のシステムは、過去の知見や出来事の情報を得るには非常に有効です。そして、システムの有効活用にあたっては引き出す力がとても重要です。システムは人と違い表情や声のトーンを考慮してくれませんから、ひたすらロジカルさを求められて、聞き方次第で出てくる情報が変わるということが起こり得ます。
一方で、創造的とか変革を期待されるような仕事の場合、そういったロジカルなコミュニケーションだけではなかなか難しい場面もあると思います。そこで、コミュニケーションの種類を「①ロジカルコミュニケーション」と、「②感情コミュニケーション」の二つに分けて考えてみました。
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この感情コミュニケーションをうまく活用すると、仕事のアウトプットもどんどん素敵なものになると思っているので、少し深堀させてください。例えば、妄想みたいなものは、現実の枠を外してくれることがあります。感性であれば、コミュニケーションを取っている相手の感性によって、なかなか自分が気づかないような新しい視点や価値、デザインにつながるものを提供してくれると思います。
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インプットとアプトプット
次に、コミュニケーションをインプットとアウトプットに分けて考えてみます。インプットする場合、個人のみの力でインプットするか、他人の力も借りながらやっていくかという選択肢がありますが、私個人の結論としては、他人の力も借りることでより大きな、あるいはより多くのインプットができると考えます。
そのためには、まず自分から何か発信してみて、それに対して反応が返ってくる人、返ってこない人はそれぞれ誰か、といった風に、(少し語弊がありますが)皆さんそれぞれにとって「役に立つ人」の見極めを行うことが重要です。もしその人が同業者の場合は、最新の動向や技術論議が深まると思いますし、異業種の方であれば新しい視点、アイデア、アプローチの仕方など、また違った視点で得るものがあると思います。ちなみに私は、仕事以外の場面ではなるべく異業種の方とコミュニケーションを取るようにしています。様々な気づきがあって面白いですよ!
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そして次がアウトプットです。アウトプットで1番重要なのは、アウトプットの相手は誰か?ということです。経営者や技術者、あるいは連携先の方だったりお客さんだったりと様々あると思いますが、その相手によってアウトプットの伝え方もそれぞれ変わってくるのではないでしょうか。
例えば、「ストレージ容量はどれくらいですか?」と聞かれて、「1TBです。」と答えたとします。その回答もひょっとしたら正解かもしれませんが、相手によっては、例えば「写真だと10万枚入る」とか、「テレビだと130時間ぐらい」だとか、「映画だと250本ぐらい」、「PDFだったら600万ページぐらいあります」といったアウトプットを期待していたかもしれません。
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まとめ
やはり、コミュニケーション力が高いことで影響力の大きいプロジェクトにも関われますし、お客様の用語を正確に組みとれることにもなるので、いい仕事に自然と繋がっていくと私は思います。関わる仕事やプロジェクトの先進性、あるいは規模や役割に対して、コミュニケーション力が及ぼす影響は大きいのではないでしょうか。
個人のスキルを、コミュニケーションで社会的スキルに発展できたら素敵だ!
これが、今回最もお伝えしたいメッセージです。そうなることで、皆さんの技術をビジネスや経営に影響させやすい状況がつくれると、私は思います。
本日お送りした内容については、動画でも話しています。ご興味ある方はぜひ以下もご覧ください!