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本社アメリカにおける、メタバース事業のケーススタディ

先日開催したメタバースイベントにて、エイクエント米国本社に所属し、 メタバースエバンジェリストとして活動するGiovanni Castilloが、メタバースプラットフォーム Spatialからビデオ出演してくれました🙋‍♂️

今回は、そのビデオの中でGiovanniが話した以下2つの事例を紹介します⏬

  1. Toyota Showroom:実際にクライアントから依頼を受け、メタバース空間を作り上げた事例

  2. Talent Portfolio:クリエイター・マーケターの皆さんの作品(ポートフォリオ)を企業に紹介するプロセスを、メタバース上で開催した事例

Toyota Showroom

Giovanni:エイクエントは、世界中の企業にアーティストやデザイナーのタレント(求職者)を紹介しています。トヨタ ショールームのアイデアは、トヨタ社の採用をサポートさせていただいているエイクエントのある営業マンが、「自動車や輸送産業に関連しているものを、AR/VR上で私たちに見せられるようなものはありますか?」と聞かれたことがきっかけで始まりました。

その時点で彼らに見せられる具体的なものがなかったので、ポートフォリオスペースの1つとして、ショールームを作ることにしたのです。メタバース空間を作ったら、そこに人を招待して、体験をデザインすることができます。

今回は、SUPRAの新型モデルのショールームでした。

そこで私は、トヨタの新しい自動車について、経営者を招いて話をし、発表し、議論するようなイベントを世界中で開催したらどうなるか、その可能性を示しました。

彼らに(メタバースという)ツールを与え、国の垣根を超えた世界を開き、クライアントや顧客、スタッフと接し、信じられないようなことを可能にすることができるようになったのです。

そうすることで、ゼネラルマネージャーや他の自動車、輸送産業のクライアントと、私たちに何ができるかを考え、想像する機会が生まれました。

この事例は偶然的な要素が多かったですが、想像力を働かせてアイデアを出せば、大きな成果を生み出し、クライアントから大きな関心を得ることができるということを理解する上で重要な教訓となりました。

自動車、輸送産業はさまざまな市場に出てくる製品を展開するために、世界中で何百万ドルもの広告とマーケティング予算を費やしています。だからこそとても重要で、素晴らしい応用が必要です。

その点でも、自動車産業は、非常にわかりやすい事例となりました。

Talent Portfolio(タレント ポートフォリオ)

Giovanni:もう一つのケーススタディは、私たちがタレント・ポートフォリオと呼んでいるものです。タレント・ポートフォリオとは、エイクエントにいるタレント(求職者)の作品を企業に紹介することです。

私たちはこのプロセスを、ただタレントの作品を企業に見せるだけでなく、文化的なイベント(カルチャーイベント)に変えることができることに気付きました。

カルチャーイベントとして考え始めると、クライアントや採用担当者、スタッフなど、私たちが一緒にコミュニティや体験を作りたいと思う人を招待することができ、営業活動とコミュニティ形成を同時に行える可能性が生まれます。

例えば、私たちがデザインしたスペースで6人のアーティストやデザイナーの展覧会を開催すると、人々を招き入れ、エイクエントを知ってもらい、スタッフや営業チームの人々を知ってもらうことができるのです。

そして、それはある意味、これまでの(全てがオンラインになる以前の)時代に起こっていたことでした。

しかし、今の時代、顧客、クライアント、スタッフが世界中に散らばっているため、バーチャル体験は非常に重要になってきています。 

例えば、私が見せているこの画像は、ゲーム業界で働く環境デザイナー「Karen LaPadula」です。彼女は自分の作品を(メタバース空間で)紹介し、私たちは企業の採用担当者を招待しました。

そこにクライアントのコミュニティが参加。加えて、リクルーター、友人や家族も参加することで、文化的かつ社交的なイベント、さらにビジネスを混ぜたようなイベントになりました。

私たちはプライベートやビジネス関係なく、多くの繋がりを作ることが出来ました。タレントからクライアントへの教えや学びがたくさんあり、彼ら(クライアント)は個人的にその人たちに興味を持つようになりました。

今、営業活動はあからさまではうまくいきません。もっと社会的な活動に近いものであるべきです。そして、メタバースにおけるこの可能性は大きいのです。

参加してみると、世界中どこにいても、同じスペースに一緒にいることで、共同体験をしているような気がして、エネルギーが高まるのが分かるかと思います。 

最後に

Giovanniの他のアイデア、またイベントでの他のスピーカーレポートも書いていければと思っていますので、お楽しみに♪

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