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アスペのひと気づいて嫌われかたはんぱないから

私は女性の発達障害とHSPの専門カウンセラーだ。

女性のADHDで一番相談が多いのが「仕事ができない」
女性のASDで一番相談が多いのが「人間関係」だ。

ASD女性の人間関係の悩みを聞いていると、まったくもって私も体験してきたことばかり。

ASD女性がよかれと思って言ったこと
ASD女性が今後のためを思ってやったこと
ASD女性がよく考えてとった行動
そのすべてが裏目にでることは、よくある。
無自覚に相手を怒らせてしまう、嫌われてしまう。
とくに女性に嫌われやすい。

おそらくアスペの人間関係トラブルのほとんどは、アスペ思考の「言わなければ伝わらない」が火種になっていると思われる。

私は近年、人間関係のトラブルはない。
と、私は思っている。
というより
そもそもプライベートで人との関わりがほとんど、ない。
年齢と失敗を重ねるにつれ、人とうまく付き合う距離感を知った。
言い換えてみると、
私は誰とでも仲良く付き合えるわけではないと、腹の底から理解している。

先日の面談も、ASD女性の人間関係の悩みだった。
女性が3人以上いると緊張して不安になる、ということだった。
きもちよくわかる。
カウンセラーからはアスペ的処世術を提案させてもらった。

その日、私は風呂のなかで考えた。
過去に私がやらかした人間関係について。
私は52年の人生で、いったい何人の人々と仲違いしただろう。
ひとつずつ記憶を退行させていく。
50歳・・・45歳・・・40・・・35・・・

あーあの人とこんなことあったな
あーあの人との一件は事故だったな
あーあの人とはあれから会ってないな
・・・・・
ちょっとまって、あたし。
退行させるほどに、顔を覆いたくなる記憶のパンチ。
ちょっとまてまてまてと言いながら、冷静に指をおって数えてみる。
いったん熱いシャワーをあびてリセットしてみるものの、また次また次と指が折れる。
頭を抱えるまた指を折るの無限ループ。

ここでどんな人間関係の失敗があったかを披露することがnoteのだいごみだし、その失敗話が誰かの役に立つこともあるだろう。
私も失敗話をするつもりでここまでレポートしてみたが、今、気づいた。

noteに人間関係の失敗を披露できる人の人間関係の失敗はおそらく失敗ではなく、おそらくそれは教訓である。人生の気づきってヤツ。
しかしレポートしながら気づいたが、私のそれを話たら、ほとんど放送事故。
教訓でも気づきでもなく、ただのイヤなやつが人に迷惑をかけたってだけのシンプルなはなし。
アスペが人に言えないはなしをするってテーマのnoteなのに、とても人に話せないレベル。

ひとつひとつ失敗をはなし、ひとつひとつ言い訳と反省をしたい気分だが、やめとく。
社会の異物である自分を感じながら、私なりに失敗を血肉にしてきたつもり。
終わったことよりこれからを生きるわそうよそうよ、なんて、うすーい自己啓発で思考を終わらせる。
とりいそぎ、今でも私と友だちでいてくれるほんの少しの友だちと、私と関わってくださっている方々を大切にする宣言を広報しずおかで町中に放送したい気分。

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