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想起‥【花言葉 連詩物語】3

彼の不誠実に呼び起される記憶‥‥


奇跡のメールから5年の愛を振り返った‥‥


二人で通った高校の

想い出詰めこみ卒業して

晴れて二人は社会人

別々の道を歩み始めた…

二人の仲は変わらずに

愛を深めていくはずだった…


互いの会社の愚痴を言い合い

時には二人で食事して

時には二人で愛を深めた…

日に日に仕事も忙しくなり

二人で食事をすることもなく

毎日あったメールさえ

週に2回のメールになった…



会えない日々が一月過ぎて

久しぶりに合う彼をみて

心変わりの不安が募る…

スーツにネクタイ財布まで

今までの彼とは違ってた…


食事をしても上の空

ホテルへいけば携帯隠し

募る不安は疑いへ

疑いは私の心を掻き立てた…

負けてたまるか!


そう想っていたのに‥‥


花言葉 連詩物語 続く。

前回はこちら↓


今回は、ちょっと時間の逆行です。
彼への疑惑が確信になってしまった事への彼女の気持ちを回想して、マリーゴールドの花言葉を当てはめました。

「下品な心」「絶望」「嫉妬」「悲嘆」「悲しみ」

このネガティブな花言葉はギリシャ神話に由来します。
もちろんポジティブな花言葉もたくさんあります。

気品 変わらぬ愛 信頼 勇者

健康 幸福 可憐な愛情

生命の輝き 友情

等があります。

「神話」

遠い昔、カルタという娘がいた。

カルタは太陽の神アポロンに想いを寄せていた。

アポロンに声をかけようとも、アポロンは毎日忙しく飛び回っていてカルタはアポロンを遠くから見ているだけだった。

来る日も来る日も外に出ては、忙しく飛び回るアポロンを見ていたカルタ。

カルタは恋い焦がれるアポロンを見ているだけでも幸せだった。

しかし、どんなに想いを寄せて恋い焦がれていてもアポロンに気付かれることのない日々が続いた。

アポロンに対するカルタの届かない想い。

やりきれないカルタの想いはアポロンに対する恋心が膨らむばかり。

カルタの恋心は日に日に強くなり、やがて家にも帰らなくなり、夜になってもカルタは太陽が昇りアポロンが現れるのを今か今かと待つようになった。

胸が苦しくなるような片想いのカルタの恋は、アポロンを愛する故に心は輝いていたが、家にも帰らずアポロンを見ていたカルタの身体は次第に痩せ細っていった。

やがてアポロンへの熱い心だけが残り、カルタの身体は朽ち果ててしまった。

そしてアポロンへの想いだけが残ったカルタの魂は、太陽に吸い込まれるように消えていった。

後に、カルタがいつもアポロンを見ていた場所に、黄色の花弁を広げた花「マリーゴールド」が一つ咲いていたそうです。




と、いうことで…アポロンとカルタの神話が残されているこの花は、太陽の動きに合わせて花を開いたり閉じたりするそうで【太陽の花嫁】と呼ばれることもあるそうです。

このギリシャ神話は、そういった花の習性が由来となっているのかもしれませんね(*^^*)


では、今回はここまで(*^^*)
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

また来てね(@^^)/~~~♪

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