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表と裏…【詩】



花は美しさと人に与える癒しを持つのに

花は自分の美しさを知らない…


鳥は翼を持ち空を自由に飛べるのに

鳥は雲の上の世界を知らない…


風は優しさと激しさを持ち気まぐれに吹くけど

風は自分の姿を見せることはできない…


月は光と影を持ち夜空に浮かび夜を仄かに照らすけど

月は自ら光ることはできない…



空を見上げてふと思う…


知らないもの

できないもの…


絶え間なく繰り返される移り行く日々…


春は花が咲き乱れ、鳥はさえずり愛を語り

夏は空も空気も土も海も活気に溢れて騒ぎ出す

秋は緑の山を紅に染め夏の火照った大地を冷やし

冬は大地を冷たく白く覆い命は暖かな春を待つ…

繰り返す自然の営み…


季節を見つめてふと思う…

春夏秋冬花鳥風月…

織り成す自然の美の世界…

その中にある

自然の力の平等性…


光と影…

陰と陽…

水と炎…

炎と風…

風と土…

土と水…


土は水を吸い込み

水は炎を消し去り

炎は風に勢いを増し

風は土をも吹き飛ばす

太陽は月を光らせる

光は影に入れない

影は光を見られない…


自然の掟の中の得意と不得意…

自然の中に強いものはない…


見えないもの、知らないもの…

気付かないもの、触れられないもの…


見えているのに見ないふり

知っているのに知らないふり…


そんな世界の中にいる

人の心は月のように

常に表と裏の世界…


人も自然の一部なのだから…


   安桜芙美乃

あっ、あと一枚の鏡では絶対に見ることができない自分の後頭部とか(笑)
これも光と影、隠と陽‥かな?(笑)
いや、後頭部に光を当てても見れないから光と影ではないか‥‥。
やっぱり表と裏、顔と後頭部は引き剥がせない表裏一体という結論(笑)

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました😊

じゃ、また来てね(@^^)/~~~


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