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休職して、退職した話
わたしはいま現在フリーターというかたちで働いていますが、
それはからだが週5勤務に耐えられなくなったからです。
上記の記事では、病気のことについては割愛しましたが、今回はその話をしようと思います。
誰かの参考になればと思い記録しますが、苦手な方はこの先はお控えください。
結論から言いますと、診断名は“自律神経失調症”です。
一番最初は、過呼吸でした。
その日の勤務地は自宅から約1時間半ほどの場所。6月、天気は雨でした。
いつものように仕事からの帰り道、少し混み合った電車の中、わたしは立って漫画を読んでいました。
すると、突然からだになにか異変が。言葉に表すのは難しいですが、明らかに、身体に違和感のようなものが走りました。
あれ?なにかおかしい。
不安に思っていると、次第に立っているのが辛くなり、次の停車駅でホームへ。
とぼとぼ歩いて手すりに捕まり、しゃがみ込みます。
手が震えて、足に力が入らない。呼吸が苦しい。
駅員がやってきて、救急車を呼びますがよろしいですね?と話があり、
そのまま救急車で搬送されました。
しかし搬送先の病院に着く頃には症状も落ち着きはじめ、医師より、天気も悪いし、仕事や満員電車の影響で一時的に過呼吸になった可能性があると。急を要するものではなさそうだから安心して、と、帰宅許可がおりました。
わたしも、大事にならず一安心、今日はあまり食欲がなかったし、そのせいかな?など思っていたのですが、自宅に帰る途中にまた体調に異変が。
帰宅後、はやめに休もうとすぐお風呂に入ったのですが、風呂場でしゃがみ込み、最終的に吐いてしまいました。
しかし翌日は仕事。現場を空けるわけにいきません。
(と、当時は思っていた)
その後もしばらくはなんとかやり繰りしていたのですが、
ある日突然ご飯も食べられなくなりました。
口に入れて、もぐもぐしても、苦しくて飲み込めないんです。
最悪だったのはお盆の期間も重なり病院があまり空いていないこと。
こちはら何も食べていなくて死ぬのではないかと不安なのに、
代診の先生でしょうか。たいして話も聞いてくれない。
余計に不安は増すばかりでした。
さすがに仕事にも行けなくなり、職場の信頼する方に話したところ、心療内科を受診してみるのはどうかと。
正直自分では、精神的な病気ではないと考えていたのですが、とりあえず心療内科へ。そして以上の診断が下りました。
並行して、別の病院で胃カメラもやりました。
逆流性食道炎の診断を受け、胃酸を抑えるお薬が処方されました。
実際のところはよくわかっていませんが、この時にもらったおくすりがよかった、と当時は思っていました。
(のちに似たようなことを繰り返しますが、そのときは薬ですぐ解決しなかったので、当時は、と表現しています)
約10日ほど続いたでしょうか。
すごく怖くて、本当に苦しかったです。
もう死んじゃうかもしれない、
むしろ死んだほうが楽だ、と思っていました。
その後だんだんと食事は取れるようになりますが、その頃から始まった、
脳が縄で縛られるような頭痛、目の奥が回っているような眩暈、頭の遠くの方でピーピーキンキン鳴っている耳鳴り、こういった症状は消えず。
精神的にもだいぶ参ってしまい、ほぼノイローゼ、毎日のように泣くように。
約2ヶ月後、休職することになりました。
今考えれば、救急車に乗る1年ほど前から、身体はSOSを出していました。
急にくらっとしたり、ずっと胃がだるかったり。
大きな耳鳴りで目が覚める日もありました。
いろいろ不調はあったのですが、病院での検査は毎回特に異常なし。
不安は多少残るものの、検査で異常がないなら大丈夫か、と思ってたのですが、
あのときのからだのSOSサインにちゃんと応えるべきだったと、後悔しています。
その後も約2年ほど、仕事量を調整しながら働きますが、なかなかうまくいかず。
症状が完全に身体から消えることはなくて、
増えたり減ったり、よくなったりわくるなったり、結局まともに週5(特に元職場は残業が避けられない環境)は働けないと諦めることになり、退職した次第です。
(上記の2年間もほんとにいろいろなことが起こるのですが、この記事では割愛)
しかし、以前と比べればだいぶ過ごしやすい状態まで回復しており、
それについては、もし興味のある方がいた場合はまた後日記事にいたします。
きょうは、非常に暗い話になってしまいました。ここまでにしましょう。
ではまた。