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#6 管理栄養士が教える美容栄養学【疲れた肝臓をいたわる夏のデトックス】


暑い日にはビール

今年の夏も暑かったですね。
毎日冷たい飲み物や冷たい麺類などを食べた方もいると思います。

暑い夏は飲みにも行きたくなりますね。

暑い体に冷たい飲み物やビールはやっぱり美味しいですが、体にとっては負担がかかっているんです。

なんか疲れが取れないな・・・

それ、肝臓が疲れているかもしれません。

今回は、夏の間にお酒や冷たいものを摂りすぎて肝臓に負担をかけた方に、秋に向けたデトックスケアを提案します。

肝臓をリセットし、体を整えることは、美容や健康にとって大切です。


はじめに

肝臓の働き

肝臓は体の解毒を司る臓器で、脂肪の分解やエネルギーの代謝にも重要な役割を果たしています。
心臓の下、左胸の下あたりに位置しています。

肝臓に優しい食事を摂ることで、疲労感を和らげ、体内の毒素をスムーズに排出できます。

なぜ肝臓をいたわる必要があるのか?

肝臓のお仕事「解毒の工場」

肝臓は、体の中で「解毒の工場」とも呼ばれる非常に重要な臓器です。

肝臓の主な役割は、体内に入った有害物質を解毒し、エネルギー代謝を助け、体に必要な栄養素を蓄えること。

さらに、血液中の老廃物を分解して体外に排出するため、体の中をクリーンに保つ働きがあります。

しかし、夏の間に冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎたり、お酒を飲みすぎたりすることで、肝臓に過剰な負担がかかりがちに。

特に、冷たいものやアルコールは、肝臓に余分な仕事を増やしてしまい、その結果、肝臓の働きが鈍くなる可能性があります。

夏の疲れと肝臓の関係

夏の疲れ

夏場は、冷たい飲み物や食べ物を摂ることが増えます。
体を冷やしたり体感温度が下がるため、暑い時期はたくさん摂取してしまいがちになりますが、これが肝臓に悪影響を及ぼします。

冷たいものは体を内側から冷やし、血流を悪化させ、肝臓の働きを鈍らせます。

また、暑さから逃れるために、アルコールの摂取量が増えることもありますよね。

キンキンに冷えたビールは、真夏の暑い時期には喉越しが良くて「最高!!」と言う方もいると思いますが、肝臓はアルコールを解毒するために過剰に働き、その結果、肝臓に疲労が溜まりやすくなります。

夏の間に使いすぎて疲れてしまった肝臓を、今のうちに元気にしてあげることで秋・冬を乗り越えることができます。

ここから、肝臓の主な役割と手軽に作れる肝臓いたわりレシピを紹介していきたいと思います。

肝臓の役割

肝臓の大きな役割を、疲労回復の面から3つ紹介します。

❶解毒作用

解毒作用

肝臓は、食べ物や飲み物、薬などに含まれる有害物質を解毒します。

例えば、アルコールを分解して毒性のある成分を無害化する役割を果たします。

アルコールの摂取が続くと、肝臓は常にその処理に追われ、他の仕事に手が回らなくなり、体内の毒素をしっかり排出できなくなることがあります。

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