通常の訓練、畜産の講義・花き実習
今日は、普通の一日を過ごした。普通といっても毎日新しいことの連続なのでなんだか楽しい気分ではあるが。
《畜産について学ぶ》
午前中は講義で県内の畜産についての授業だった。🐂和牛・🐄乳牛・🐖・🐓について、それぞれの品種や、掛け合わせて作られた交雑種の説明を聞いた。ここで私が初知りだったのが、何となく高級感のある🐖肉に書いてある三元豚。その言葉自体は、3つの品種の掛け合わせ三元交配という意味。病気に強い、体が大きい、子をたくさん産むなどなど。畜産農家なら普通のことだという。だから、三元🐖と書いてあっても惑わされないようにしたい。
それから、雄の🐄ホルスタインは去勢し、生まれてから2年後に食肉になること、🐖は生後半年くらいで食肉になること。🐓は生後2か月。地鶏もあるが、通常の食肉用鶏が50日~60日で出荷されるのに対して、80日と飼われる期間が少し長い。その分筋肉質な肉になるのだという。それから、雌の🐄は、生まれて14カ月がたつと、人工授精で種付けし、出産後から乳牛として活躍するのだという。ちなみに、平均6回は子供を産むのだという。
1個体あたりの搾乳量は30~50リットル / 日 になるという。かなりの量が出るのだと思った。
また、畜産のICT化も進んでいて、自動搾乳ロボットだったり、餌を🐄の近くに寄せる自動餌寄せロボット、自動哺乳ロボット、自動発情検知などなど近年IT化を進めているようだ。
畜産についてはまったく知らないことだらけの上に、普段は作物の話ばっかりで、内容が被ることもあったので、知れる楽しさがあった。
《シクラメンの播種体験》
午後は、花きコースの実習体験の時間だった。今日は、シクラメンの種まきをやらせてもたった。種はとても小さく、それを一つずつ取って、トレイの小さな鉢に置いていく。そして、シクラメンは嫌光植物ということで、たねの上からバーミキュライトを隠れるくらい撒いていき水をかけ、トレイ内の温度が20度で保たれるよう、電気マットの上にトレイを置き、アルミシートをかけ、ハウス内の暖房をつけて30日後に発芽するようだ。そのため、温度管理、水の管理がとても重要だという。
野菜などと違って、見た目が劣っても味に問題なければ、値段が落ちても売れるのだが、花きは完全見た目がすべてのため、その分管理に気を使わなければいけないのだと思った。
今日は今日で、普通の一日だけど、されど一日。よくやった気がする。