今週のハイライトは?
今週は、1日もかけていないから、3日間のダイジェスト版ということで、端折って書いておく。(結局は2日間で終わり)
まずは、月曜日。午前中は座学のはずだったのだが、先生の急病によりハウスの天側のビニールの張替作業に変わった。2週間前に経験していたこともあり、慣れていた部分もあったし、人数も倍に増えたことで基本的には見ていることが多かった。(監督か 笑)
午後は畜産科の実習に赴いた。和牛の餌やり、ウォータカップの洗浄、パーラー(搾乳所)に牛を誘導する "牛追い"を体験した。和牛の餌やりでは、乳牛のご飯の残りをあげる。牧草よりもカロリーが高くておいしいことを牛さんもしっているから、すごい勢いで食べる。ケースから取り出す前に口を突っ込んでくるから、ちょっと待てぃってしなければ、すぐなくなってしまう。それから、ウォータカップも牛舎の中で洗うから、子牛が近寄ってきて、ちょっかいを出してくる。ちょっと待てぃってしなければ、ベロベロされてしまう。ホルス🐄も生後半年くらいのサイズならかわいいものだ。
それから火曜日。午前中は植物生理の講義。結局のところ、肥料をやる、管理作業をする、農家での作業は多種にわたるが、作物の成長に欠かせないことは、光合成をうまくさせられるかということだと学んだ。光合成で糖、でんぷんが生成されそれが味、量に影響してくるのだそう。光合成に必要な水と二酸化炭素、それに太陽光をうまく与えることが大事になる。それを補うのが、肥料の管理や、除草、防除だったりというわけだ。
午後は、研修科のコース実習だ。ここでは、アスパラのハウスの片づけを行った。アスパラは、1回植えると10年くらいは収穫ができるのだそうだ。今は4年目で、3月~10月までが収穫時期で、ピークは5、6月だ。今回は収穫時期が終わって、2m弱の立茎を刈り取って圃場を綺麗にする。1株に何本か立茎することで、養分を蓄えられ、それがアスパラの成長に必要なのだそうだ。作業を始めて、アスパラの葉っぱがいっぱい抜けて服の隙間から入ってくる。それに、茎枯病で枯れたアスパラから、何らかの胞子みたいなのが飛散する。休憩して鼻の中が真っ黒になるくらい。アスパラって細い割にしっかり伸びてるから後片づけは意外にも大変だった。この後は、刈った切り口を消毒するため、バーナーで焼くのだという。楽しそうな作業だが、我々にはまわってこないだろう。
そして今日、水曜日は境港の園芸試験場の砂丘地の見学、白ネギ農家の見学があった。残念ながら今日は時間切れだ。今日の出来事は明日に記すことにしよう。