とりあえず「仕事」と「人生」の距離感を心地よく保ちたいのさ
「あなたにとって仕事はどういう立ち位置?」
って聞かれる機会があった。
わたしは迷わず「生きていくための手段ですね。やりがいとか求めないです」って答えた。新卒の頃キラキラしたあの感じはどこへやら。
もう少していねいに説明をすると、仕事以外の時間を楽しめる心と体の余裕がある暮らしをしたい、と思っている。
たくさんお金が欲しいとも思わない。
たまに休日の朝、カフェでモーニングを楽しんだりができるくらいで十分。読みたい本だって図書館で借りる。その本の予約待ちがすごかったら「いいや、買っちゃお」ができるくらいでいい。
ここでひとつ言っておきたいのが、わたしは仕事にやりがいを求めていないからと言ってサボるタイプの人間ではない。落ちているボールはサッと拾うし、なんなら草むらに落ちてるボールまで見つけてきちゃうタイプ。
……。
これがよくないんだよな。
って質問されたあとにひとり頭で考えていた。
そういえばあるとき、別の人に「なんでライターをしたいの?」と聞かれたことがあった。そのときは意気揚々と答えていたな~。
「いろんな人の生き方や考え方に触れて、それを届けて、自分を含めた誰かの生き方の選択肢を広げたい」という言葉が、気づいたらツラツラ〜と口から出ていた。「仕事にはやりがいを求めない」と言っていたのに。
結局、わたしの人生において「仕事」はどういう立ち位置なのか、まだ答えがわからない。というか、こういうことを考えている時点で「仕事」に対して真正面から向き合っている証拠だろうな。
とりあえず「仕事」と「人生」の距離感を心地よく保ちたい。
働くって、生きるって大変だな。