はじめまして。 私たちは小説家のエージェントです
小説家のエージェントって何をするの?
私たちは、2001年に創業した作家のエージェント「アップルシード・エージェンシー」の文芸部です。
エージェントは、小説家の代理人として、代わりに原稿や企画を出版社に売り込み、出版条件の交渉や契約書の手続きなどを行う仕事です。日本では珍しいですが、欧米では小説家にエージェントがつくのは当たり前。面倒な営業や交渉はエージェントに任せて、小説家は執筆に専念できるようになっています。
現在、アップルシード・エージェンシーでは、年間に10冊程度の小説を手がけています。そのうち1冊は、新人作家のデビュー作、または一度デビューした方の再デビュー作が含まれています。
そのため、私たちは、日々、新人発掘のために応募原稿を読んだり、契約作家の企画や原稿を出版社やマスメディアに売り込んだり、打ち合わせに同席して一緒に作品づくりなどをしています。
小説家が忙しくなると、企画のブラッシュアップ、取材手配やスケジュール調整などもお手伝いしています。
ちなみに、アップルシード・エージェンシーでは、常時、新人作家の原稿を募集しています。有料ですが、弊社スタッフが丁寧に読みこみ、講評をさせていただいています。
小説家と伴走することへの思い
巷には新人賞や小説投稿サイトが数多くあり、デビューのきっかけが増えたように思えます。また、小説家自身がインターネットを活用して自著の宣伝が気軽にできるようにもなりました。
けれど、依然として、新人作家がデビューして生き残るのは、簡単なことではありません。一冊、二冊出せただけでは、小説家としての活動を軌道に乗せるのは難しいのに、その売れ行きが悪ければ次の本を出すことはできないのです。
だからこそ、私たちエージェントは、一生懸命企画を練り、機会を見つけて売り込み、作品の世界観を共有してくれる編集者を見つけ、プロモーションに励み続けます。そのように何年も仕事を共にするなかで、重版したり評判になり、小説家の才能が大きく花開いていくのを見たときは、心から嬉しいのです。
公式noteでは何が読めるのか
公式noteでは、弊社の契約作家たちの新刊情報を中心に、ここでしか読めない小説家の執筆の裏側などを紹介していきます。他の媒体では見せない作家の素顔を楽しんでいただけたら嬉しいです。
また、弊社エージェントが見込んだ新人の原稿、エージェントが教える創作やデビューのヒント、小説を売るための試行錯誤を伝えるコラムなども掲載します。これは、小説家志望のみなさんの参考にしていただけると思います。
小説を読むこと、書くことが好きな人に楽しんでいただける場所にしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
(アップルシード・エージェンシー文芸部 一同)