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お気に入り

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色んな人のわたしのお気に入りnoteです。(主に自分用) 素敵なnoteたちです。
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#小説

26 9月14日の朝

 9月14日の朝にはいつも騙される。  ダンボ-ルを積み上げた6畳の隅でそう思う。  ついこ…

aosagi31
2年前
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23 30's Drive

 ひどく暑い  まだ8時を廻ったばかりだというのに     夏の日差しはまるで真上から照りつ…

aosagi31
2年前
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雨音の記憶

 雨の季節、六月は僕の季節だ。  ここから、こころをはじめられたら、とてもいい。  六月一…

水菜月
2年前
9

面影を追い続ける男

週1で新連載をはじめます。予定では70000字位の中編です。 noteでは初の試みですが、40-50話…

水菜月
4年前
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新しいお月見をしながら考える世界の美味しい月

※単独作品ですが こちら の続きとしても楽しめます。 「真理恵、見ろ!きれいな夜空だ」 …

短編小説「首無館を探せ」

ボーリー刑事は毎朝珈琲を飲みながらラジオを聞く。 その日は電波塔の交信が盛んに行われてい…

ムラサキ
4年前
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欠けた彗星

 友がオールトの雲を旅立ってから、どれぐらい経っただろうか。  深淵に浮かぶ星空の彼方に、彗星の巣はある。惑星になり損ねた塵たちの優しいゆりかごは、今日も祝福の残響で満ちている。  友は素晴らしい星の塵だった。清らかで透明な冷たさを持ち、体は大きく寛容であらゆるものを魅了し引き付けた。友の旅立ちの日、私はもう金輪際言葉を失ってしまうのではないかと思うほど、ありったけの祝福を友の背に叫んだ。それはとても喜ばしく、空しい瞬間であった。言葉を交わしたことはなかったが、私と友は誕生

The end of August

 8月がもうすぐ終わる。  今年は浴衣も着れなかった。  今年は花火も見れなかった。  …

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真夏のサンタ帽🎄

2020年夏。世界中に不思議な光景が広がった。 クリスマスでも無いのに町の全ての皆がサンタの…

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『夢案内人』

「お母さん知ってる? 夢の中でね、『夢案内人』に会えたら、好きな夢を見ることができるんだ…

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こんな夢を見た

花火大会の季節がきた。 ぼくはいつからだろうか、花火大会を見ていない。 だいたい気がついた…

13

やがて朝がやってきて、沈んだはずの太陽を今日もまた見ている。

 八月の太陽が輝く、世界はキラキラしている。  雲一つない空に私は指でなぞるように文字を…

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現代詩「鋼鐵心臟ウサギ」(月兎三部作)

「鋼鉄心臓うさぎ」 うさぎを飼い始めた時に 強迫神経症の妻が呻く 蛇が来るから 蛇が来るか…

ムラサキ
4年前
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