appcycleが取り組む4つのSDGs解説 〜シリーズ第3弾〜 【12. つくる責任つかう責任】
こんにちは。
事業開発の帯川こと、まっちんです!
第3弾目のSDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)についてのブログです!今回もまた、appcycleが取り組んでいるSDGsの紹介と、どのように取り組んでいるのかを、お話ししたいと思います。
【12. つくる責任つかう責任】
達成目標紹介
持続可能な消費と生産の10年計画を実行する。先進国がリーダーとなり、開発途上国の開発の状況や対応力も考えに入れながら、すべての国が行動する。
2030年までに、天然資源を持続的に管理し、効率よく使えるようにする。
2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。
2020年までに、国際的な取り決めにしたがって、化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにする。人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。
とくに大きな会社やさまざまな国で活動する会社に、持続可能な取り組みをはじめ、会社の成果を報告する定期的なレポートに持続可能性についての情報をふくめるようにすすめる。
国の政策や優先されることにしたがって、国や自治体がものやサービスを買うときには、それが持続可能な形で行われるようすすめる。
2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。
(引用:公益財団法人日本ユニセフ協会)
この様に8つの達成目標があります。では、appcycleではどの部分に取り組んでいるのでしょうか。
appcycleが取り組む内容
人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。
2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。
上記の3つに取り組んでいます。
上記の1番目の取り組みに関して説明します。
皮革産業が自然に与える悪影響
なめし加工による土壌と水質汚染、人体への影響、そして大量の水の使用が皮革産業が抱えている問題です。
本革製品の加工には、ホルムアルデヒド、六価クロムなどが使用されますが、これらは発がん性物質です。これらの化学物質は、労働者とその地域の住民に健康リスクをもたらすと言われています。また、本革製品の加工には多量の水が必要であり、環境負荷が大きく、1足の靴の生産には約8,000リットルの水が使用されます。本革の代わりにヴィーガンレザー、それも石油由来のプラスチックの配合を最小限にした植物性レザーを普及させ、環境の負担を減らしていきたいと考えています。
りんごジュースの搾りかすのアップサイクル
青森県のりんごジュースの搾りかすは年間約2万トンあり、一部は再利用されているものの年間約1万トンは廃棄処分されています。通常は焼却処分されるため、二酸化炭素の排出がありますが、りんごのレザーとして再利用することで排出を減らすことができます。また、りんご自体は自然に分解されるため、研究により生分解性レザーやリサイクル可能なレザーを開発することで、循環し続ける製品を目指しています。
そして、後継者がいないというりんご農園を放置するのではなく、将来的にはappcycleで少しずつりんごの木を保護し、最終的にはりんご農園を経営し、環境を守りつつ安定したりんごの生産に貢献できればと考えております。
りんご→加工時に出た搾りかす→りんごのレザー (RINGO-TEX)→廃棄方法試行錯誤中
という持続可能で循環できる製品を開発中です!その為、3番目の「持続可能な開発や自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする」という目標は、常日頃考えているものです。研究開発のみならず、より多くの方々にappcycleが持っている上記に関する情報を、SNSやブログで共有し、みんなで自然と共存できるようになるといいですね。
という事で、環境問題への取り組みはもちろん、青森の地域イベントなどappcycleのインスタグラム、フェイスブックで配信をしていますので、ぜひフォローしてみてください。りんごのレザーのRINGO-TEXについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらへ。
まっちん