「受け入れられない」という感覚はそのままでいい

他者の好ましくない行動や言葉に、こういうとこ嫌だな、えっ……なんでそんなこと言う(する)んだろう…と感じてしまうことはちょくちょく起こります。

その時の心の声に耳を傾けると、やはりネガティブな声がほとんどです。不快感、怒り、悲しみなど。いずれにせよ、あまり感じたいと思える感情ではないでしょう。

それが元となって、いつの間にか自己否定まで陥ってしまうことがよくありました。なんでこんなことを思ってしまうんだろう、こんな些細なことをいちいち気にするなんて小さい人間だな、こんな自分が嫌いだ、という具合に。


でも、最近は自己否定まで陥ることが少なくなりました。なぜなら、「そうだね、私はこんなことに不快感を感じるんだよね」とネガティブな思いをしてしまう自分の心を肯定してあげられるようになったから。
つまり、自分の心にマイナスな感情を出すことを許してあげるのです。たとえ、どんな小さなことに反応したとしても。

こう思えたのは、「自分の好きは他人になんと言われようとも絶対」という考えを貫く人に出会ったからです。「好き」という感情が自分の中で絶対だったら、たとえネガティブな感情だって自分の中では絶対であるのでは、と思うようになりました(感じたことを他の人に押し付けるのは良くないけれど)。


確かに、怒りを感じるがままに行動して、他者を不快にさせてしまうのは個人的には好きじゃないので、ある程度コントロールしなければいけない場面も多少あります。

だけど、感情だけは、心の動きだけは、誰にも制御できないものです。もちろん、自分でさえも。

だからこそ、心が受け入れられなかった、ということを否定せずに。無理やり受け入れようとせずに。失敗することもあるけど、ゆっくり着実に認めてあげられるようになればいいかなぁと思います。これも自己肯定の一つだと思うから。

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