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Apoptosisが大事にしている「死」について
こんにちは、Apoptosisの代表・Ken(@kennoid)です。
Apoptosisとは何?という方はこちら
少し怖いタイトルで失礼します。
でも、怖がらないでください。大丈夫です。
Apoptosisとは?
Apoptosisは、細胞が構成している組織をより良い状態に保つために、あらかじめ予定されている細胞の自死する行為のことです。
「アポトーシス」と読みます。
<Wikipedia>
「細胞」とは言葉通りの細胞のことです。
私たち人体を構成している無数の細胞の中にプログラムとして備わっている機能で、例えば癌細胞のような人体に悪い影響がある細胞の増殖を、自死することで食い止めようとするようです。

「母体を守るために自死する」ということがどことなく日本的に感じるのは、サムライ文化、四季折々、桜や盆栽のようなものに感じる美的感覚、侘び寂びなど、生きる日々の多くの情景で感じる尊さや儚さとリンクしているからのように思います。
人はいつか死ぬ
いきなり不躾でごめんなさい。
しかし、人には等しく、寿命が設定されています。
先が読めない時代や何が正解で何が売れるかもよくわからないこの世で、人に突きつけられている唯一の真理が、「死」ではないでしょうか。
それがすごく真理的だからこそ、儚さという日本の言葉には少し美しさを感じる気がします。
死からは誰も逃げられません。どう付き合っていくかが大切になってきます。
だからこそ我々は日々、自分が幸せと感じることを考案して実行し、命の燈を燃やしていくのだろうと思います。
死は、一見すると怖い。考えたくもない。悲しいことかもしれません。
しかし、私たちは怖いと思うと同時に、命の燈を燃やして次世代を作っていく人を、「美しい」と感じるのではないかとも思います。
死と向き合い、一生懸命生きる人たち
国家が美しいのは、住まう人が美しいからです。
実業家、農家、文学家、思想家。日本には多くの美しい人たちが居たように思いますし、そういう人が国を構成し、今もなお、日本を前進させています。
そういう、死と向き合いながらも頑張っている人を、「本当にポジティブな人」と捉えています。
僕は外国人ですが、どんな国にもいるすごい人には純粋に賞賛とエールを送りたいですし、それぞれの場所で頑張って欲しいと思っています。
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そして、僕も実業家の端くれであり、美しく生きたいものとして、彼らが持ってる苦悩やストレスなどに共感し、少しでも癒しとなって欲しいのです。
共感を得られたり、経験したことある人にしかわからず、易々と相談できる性質のものでもなかったりするものですからね。
Apoptosisのクリエイティブに込めた思い
死が作る、逃れられない美しき循環と螺旋。
螺旋の中で必死に輝くポジティブに対する最大限の賞賛の想いを、『Apoptosis』という名前の表現に込めました。
ロゴ、フォント
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ロゴでは、細胞核のイメージをベースに、細胞レベルでの循環と繋がりを平面の連結で表現。
フォントは丸みと可読性とクラシックのバランスをとりました。
ボトル
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ボトルはワインボトルと少し違い、底に向かってプリっと膨らみ、くぼみがない形を採用。愛らしさとスタイリッシュさの共存を目指しました。
ワイン瓶の底のくぼみは、ワインの沈殿物となるぶどうの澱をワイングラスに入れないためや、圧力がかかって開いてしまったり瓶が壊れてしまうウォーターハンマー現象を防ぐためにあると言われています。
古来の一部貴族の中では、毒を混ぜられても目視できるためにくぼみを作らせなかったというものもあったようです。
Apoptosisは、茶葉と水だけで抽出されたこだわり抜いた五感で味わえるお茶を、安心や安全を感じながら味わっていただくためにも選び抜いた最適の形状を目指しました。
(そのこだわりのせいで、エチケットラベルの貼り付けがかなり難しくなってしまいました。ごめんなさい。)
茶葉
Apoptosisは、茶草場農法で製造された掛川の茶葉を利用して作っています。
茶草場農法は、良いお茶作りと生物多様性が両立している農法として、国際連合食糧農業機関(FAO)に世界農業遺産として認定された、静岡県中・西部の一部地域で点在している農業手法です。
日本でも有数の太陽光に恵まれた場所で、150年以上も土づくりを受け継ぎ、美味しいお茶を作るために頑張っています。
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ブランド体験
飲料体験、ギフト体験、レストランでの接触体験など、コミュニケーション体験の提供を目指してメンバー総出で真摯に取り組んでおります。
(先行販売購入してくださった方に最初にご報告したいので、noteでは具体性が低いことしか言えません。この程度でごめんなさい。)
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死と土づくりを感じる体験
僕たちが自然に感じる尊さや儚さ、美しかったり怖かったりする自然に対して抱く「積み重ねたものの集大成」のような感覚は、農作物作りで大切だと言われている土づくりにも似ています。
何世代にもわたって作り上げられたものが「美味しい」と評価されているわけですから、一人でできることではありません。
そんな長い歴史を感じられる体験、本当に美味しいものを、死と向き合い一生懸命生きる本当にポジティブな人たちが、美味しい状態で受け取り、体を労りながらも食事の時間を楽しんで欲しい、自己を愛しながら一生懸命生きていって欲しいと思います。
一生懸命に今を生きる人たちを、一生懸命に生きてきた人たちが作り上げたもので癒し、次の時代を生きる人たちに残していきたいのです。
死を意識したからこそ、幸せな生を感じ取って欲しいです。
一生懸命生きる僕たちを応援してほしい
美しい日本には、美しく生きてきた人たちが多くいます。
残念ながら経済の衰退や超高齢化社会の到来により、日本で続けられてきた文化が続けられない状況にあることも非常に増えてきました。
僕たちは、Apoptosisというブランドを通して、再度事業家し、流通・製造を取り戻し、付加価値していくことで外貨を獲得し、若者の力と実業で日本衰退を堰き止めたいと考えています。
そのために、ハイレベルなお茶文化を海外に届けるべく高級ボトルティーを作りました。
残り2週間程度となりますが、応援いただけると幸いです。
また、お茶に限らず、多くの日本文化が危機を迎えています。
全てを一気に抜本的に行うなんてことは難しく、一つ一つに向き合うしかないのですが、頑張って向き合っていくためにも、志を持ったチーム作りをしています。
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