結婚生活を「快適におくる」コツ
いつも読んでいただきありがとうございます。
私がこれまで書いた記事の中で、一番読んでいただいているのが「HSPの「パートナー選び」のコツ」です。
この記事では、おもに「パートナーの見つけ方」のところまでを書いています。
今回は、見つけたパートナーと快適な生活を送るための、私なりに築いてきたコツを書いてみたいと思います。
まず、私は「始めが肝心論者」と言われてもいいくらい、なにごとも「始まり」にとことんこだわります。
それは、始めさえちゃんとやっておけば、後がひじょうに楽だということを、経験で知っているからです。
営業も、「初めの3秒が命」だと思っていますし(詳しくは「個人営業の極意」をごらんください)、
付き合う相手も、これからの人生の基準になる「初めての相手だけはいい男(女)に」とずっと言い続けています。そうすれば、ちょっとつまづいても、ちゃんと戻ってこれるからです。
で、アラフォーともなると、周りもほとんど既婚者なので、うまくいく人、いかない人、いろいろ見ていて、「最初が肝心」は間違ってなかったなあと、つくづく実感している今日この頃です。
そんなわけで、その肝心の「始まり」、夫と付き合って「最初の半年」をどう過ごしたか、今日はそのあたりのことを書いていこうかなと思います。
上の記事にも書きましたが、毒親問題や自分の問題、仕事や独立などさまざまな要素がかさなり、私が本気で誰かと一緒に生きていこうと決意したのは34歳のときで、それまでは短命な恋愛ばかりしていました。
つまり、34歳で、これまで出会ってきた男とはまったく違う今の夫と出会って初めて、最初から「共に生きるパートナーとして意識した付き合い」をしたわけです。
付き合い始めて最初の半年は、大変だし苦しいし辛いし、拒否反応なのか、歳のせいなのか発疹まで出たりして、もう何度も諦めそうになりました。笑
それまでは、まあ1週間に1回程度デートして、その時間を精一杯楽しい時間にすることだけを考えれば良かったものが、自分で希望したこととはいえ「生活」だの「結婚」だのという重いワードに囲まれ、音を上げそうになりました。
そんなある日、このころ私は自営業だったので、「私はこれから、人を雇うことになるだろう、そしたら、ゆとり世代(夫)や、その下の世代を育てなければならない、これはそのための修行なのだ」という考えが降りてきました。
なぜか、これでストンと納得したんです。で、思うのが、重要なのは、「自分のため」と思えたことではないか、と。
Twitterでどなたかが、タイなど仏教国に行くと、困っているとみな率先して助けてくれる。なぜそんなに親切にしてくれるのか聞くと、「良い生まれかわりをするため」だと。
何と言うのか、「あなたのために私は頑張ってるのに」的な気持ちだと、なにごとも続かないんじゃないか、とひらめいたわけです。
そんなわけで、人間修行の覚悟が決まった私は、「夫育て」を始めます。
まずしたことは「好き嫌いを直す」ことだったんですが、その話はいったん置かせていただいて、笑
夫は女性経験が高校生の時に一人しかなく、その後は男しかいない会社に入ったこともあり、女性経験はないに等しかったので、
まずは「女とは何ぞや」というところからで、最初に伝えたのが、「男はSiriになれ」でした。もちろん、命令口調では言ってませんが。笑
とにかく、男と女の間で一番ストレスの元凶になるのが、男は解決策を見つけたがり、女はその解決策を求めていない、という永遠のすれ違いだと思っているので、なぜとかどうしてとかでなく、ただ「違う生物」なんだということをまずは伝えないといけない。
女「こんな辛いことがあったの」
男「辛いことがあったんだね」
女「すごく悲しかった」
男「悲しかったんだね」
でいいわけです。まあ、モテる男はこれが誰に教えられなくても自然にできたりするから怖いんですが(笑)、至極単純な話です。オウム返しをすればいいだけですから。
そして、これは声高に女性の方におすすめしたいのですが、「女は「察して」を諦めろ」、ということです。
分かります。やっぱり察してほしいです。でも、諦めてしまった方が楽です。笑
はあ、分かってないなあ、と思ったら、一回深呼吸をしてから、「聞いて欲しいことがあるの、いい?」と言って、何が嫌だったのか、そうならないためにこうしてもらえるとうれしい、ということを、上から目線でなく、感情に任せず理路整然と、淡々と伝えます。
相手に求めるからには、自分も努力しなくてはいけません。
私は「折り合いをつける」という言葉もよく使うのですが、結婚生活ってまさに「折り合いをつける」ことの連続です。
お互いに、これだけは譲れないとか、ここまでは折れる、ということを、少しずつ折り合わせていくわけです。
これもTwitterで、結婚生活15年の方が、秘訣を一つ挙げろと言われたら「会話が続くこと」だ、と書かれていましたが、これはほんとうなずきました。
お互いに気遣い合い、普段から楽しく話ができ、ムカついているときほど“冷静に”話をすることができると、快適が削がれません。
男性は、相手がどう思っているか分からないなら「何か溜まってることない?」と聞くようにする、女性はどうしても溜め込みと感情的のダブルパンチになりやすいので、つとめて冷静に、不満は極力早く伝えるようにすること。
お互いにこの2つを守るだけで、「快適な生活」指数がぐんと上がります。
まあ、伝え方を工夫したとはいえ、すべて夫が素直だったからこそできたことだし、「私が変えた」のではなく「夫が変わった」だけなので、運が良かっただけと言われればその通りなんですが。笑
次回は、いったんスルーした「好き嫌いを直した」話や、その他伝えたことなどを書こうかなと思ってます。
お読みいただきありがとうございました。