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【不妊治療と私Vol.2】気持ちの保ち方

Hola! ルクマのAPIEです。

前回の不妊治療に関する記事では『自分を見つめ直す機会』という題目で、今しかできないこと(優先順位)・自分にとって大切なもの・長期的に見た豊かさについて、書いてみました。

実は気づかないだけでまわりでも同じように治療に臨んでいる女性がいたり、こういった記事を読んでくださる治療中の方がいたりと、各自それぞれの理由や状況で闘っているのだと思うと、孤独感が減ったり、自分の経験が何かの役に少しでも立てばとも思います。こういった話は自分の心の状況によっては、なかなか口に出して人に話すことも億劫な時もあります。

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いろんな人のお話を聞いたり動画を見ていると、不妊治療歴3年は短い方なんだなと感じます。ただ、その中でも大渓谷並みの心のどん底と南の島みたいな平穏とを繰り返し生きてきました。あまりいい意味ではないですが、着床後に育たないことが続くと慣れてしまい「どうせ無理なんやろ」と諦めた気持ちでいてしまうこともありました。どれもこれも、自分の心を守るためにはってしまうバリアです。

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そこで、南の島の平穏時に考えていた、気持ちの保ち方について、今回は触れたいと思います。個人の考え方なので万人ウケすることはないと思いますが、辛い時の気持ちの保ちようという観点で何かの参考になればと思います。

感謝の気持ちを忘れない

全ては決まっていた道だと信じ、自分が強く生きるためにくれた試練だと考える。ありがとう!神様

特別なことだと考える

本来、こういう場合は「普通であること」が幸せなのですが、反対に、特別なことだと考えるようにしています。治療を通して学ぶことって知識もそうですがそれ以外にも多くあると私は思います。

人と比較しない

周りと比較したくなるのですが、人間、一人一人全く異なる生物で、身体の構造は同じでもその細かい作りは各自異なります。つまり、比較しても仕方ないのです。と考えるようにしています。私自身は普段からあまり人を意識しないですが、どうしても気になってしまいますよね。

パートナーも苦しんでいることを知る

最初の1年は、「自分だけが努力している。コイツ、何も分かってない」くらいのことを思っていました。確かに、採卵や投薬など身体の痛みは女性にしかわからないですが、精神面では、そういった辛い状況を目の当たりにしたり、なかなか授からないことが続くと、心の痛みは男性にもあるものだとこの1年の中で気付きました。真剣であればあるほどライフプランも含めた長期的な視点でも、パートナーと会話することをして良かったと私は考えています。

ふたり時間のチャンスと捉える

気分転換も兼ねて、新しいことに二人でたくさんチャレンジしてきました。これは今も継続しています。優先順位をしっかり自分の中で持つことでできることです。いつか子を授かったら出来ないようなこと、ふたりでの時間もかけがえのないもので、いつまでもラブラブで居る秘訣かもしれません。何よりも、新しいことに触れると、またリスタートを切るのにいい空気を吸えますね。

深く考え過ぎない

起きた過去は変えれず、考えても仕方のないこともあります。最初の1,2回は着床がダメだった時に暫く誰とも話せないくらい落ち込みました。自分否定がひどかったのを覚えています。自分のせいだと。大渓谷のどん底です。しかし、それ以降は、「考えすぎない」ことを意識していました。性格にも現れますが、私は何事も考えすぎてしまう(変な意味ではなく)妄想癖があるので、「意識すること」が大切でした。育ったとしても、どこかで欠陥が出てしまい、生まれてくることが出来なかった、縁がなかった、どこか冷たいようにも聞こえますが、あまり考え込みすぎないようにすることも必要な時もあるのかと思います。

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また思いついたら書き加えていきたいと思います。

不妊治療は、「精神面」「金銭面」、このふたつが一番辛いなと感じます。「金銭面」に関しては、「不妊に悩む方への特定治療支援事業」に先日初めて申請し、承認がおりて30万円戻ってきます。長く続けていると30万円は全投資額からすると大きくはないかもしれませんが、生活にとても助かる助成です。どこかのタイミングで、助成金についても触れたいなと思います。

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「精神面」はどうしようもない時が多々あります。そんな時は、ヤケクソになってもいいんじゃないかと。ただし、自己否定だけはせずに、自分なりの鬱憤晴らしを見つけて、自分らしさを見失わずに、なるべくポジティブにいれると、治療にもプラスに働くのでいいですよね。

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