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九州のラスボス、鹿児島県の旅〜桜島と自慢料理〜
旅行・出張での全国行脚にむけ、あと残り数県。今回は、九州で唯一来れていなかった鹿児島県に、有給でやってきた。
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羽田発だと、鹿児島行き航空券は通常4万円程度する。ところが、幸いなのことに今回はANAスーパーセールを利用したため、片道1万円弱で行くことができた。
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空港から高速バスで45分すると、あっというまに鹿児島市内へ。空港付近のエリアでは、左手に霧島茶をつくる広大な茶畑が続く。
市内の中心街は、鹿児島中央駅というところだ。さすが人口が九州で4位の多さを誇る都市圏。飲食店やファッションビルなど博多並みに栄えていて驚いたが、少し駅ビルを登ると、なんと、そこには火山を吹かせた桜島が————-。これぞ、鹿児島の景色なのか!
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鹿児島中央駅からは、市バスや路面電車が複数走っているが、徒歩2キロ圏内に、城山公園というところがある。ここは、市内の桜島撮影スポット。密集した住宅地のむこうがわに、活火山である桜島がドーンとみえる。今日も火山が健在なようだ。
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その近くにある照国神社によった。鹿児島は、もともと日の丸の発祥の地らしい。
それにしても、さすが、年間平均気温が全国で2番目に高い南国。お昼はジャケットを着ていると汗ばむくらいの快晴ぷりだ。すがすがしいお天気。
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再び鹿児島中央駅にもどるべく、維新の道を歩いていると、大久保利通や西郷隆盛の石像がみえる。街中には、西郷どんのお土産がたくさん並んでいる。
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鹿児島市役所付近の道を歩いていると、ほどよい紅葉に囲まれる。秋晴れと紅葉。九州の南国は、市街も離島もへだてなく、空が多くのびのびしていて気持ちがいい。
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ランチは、中央駅から徒歩で「黒カツ亭」に行った。ここのトンカツは鹿児島産黒豚使用で、なんと「ゆかり塩」をつけて食べる。ロースカツが、ほんとに柔らかくて、サクサクの衣とゆかり塩に絶妙にマッチ。これは、やめられない•••。
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夜は、中央駅付近の飲屋街にある、「とりはな」というお店へ。ここは、鹿児島県(と一部宮崎県)が誇る新鮮な若鶏の鳥刺しが食べられるお店だ。20:00前に行くと平日夜だが地元客で賑わっている。
この鳥刺しを、甘口濃厚醤油と少しのニンニク、ショウガをつけていただく。口にいれた瞬間、とろけるような味わいで言葉がでない•••。想像以上の鳥の柔らかみと程よい口当たりにより、頬がこぼれおちそうな、至福の瞬間だった。こんなに新鮮で臭みのない鳥刺しはいままで食べたことがないレベルだ。感動だ。
県外から訪れた方は、ぜひ一度味わってほしい逸品。
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翌日は、市内からフェリー桜島へむかった。平日でも1時間に3本フェリーがでているのと、乗車時間が30分ないので市内からも日帰りで気軽に行ける。桜島内も、周遊バスが30分おきにでているので便利だ。島内では、活火山も溶岩も身近にみえる。
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桜島に2時間滞在すると、また市内に戻り、今度はバスで地元商店街が立ちならぶ天文館へいった。ここでは、豚トロチャーシューが有名な鹿児島ラーメン豚トロにいった。鹿児島ラーメンは、豚骨だけでない塩風味のダシもとっており、新鮮な味わいだった。
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天文館内の商業施設ビルの中には、令和4年4月にできたばかりだという天文館図書館があった。カフェも併設されており、20-30代くらいの若者が多い、垢抜けた現代風の図書館であり、選書も東京都内の書店かのような流行をおさえ、素晴らしかった。
このお洒落で快適な現代風図書館をみるだけで、鹿児島に移住したくなるような、そんな使い勝手のいい若者向け施設のように感じた。こんな、時代にあった素敵な図書館があるなんて、地方暮らしの身からすると、正直うらやましい•••。
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天文館から、帰りのバスのために鹿児島中央駅へ徒歩でむかう。と、その道中の住宅街付近にこんな看板が。やはり、鹿児島市内は人口30万都市の繁華街とはいえ、活火山と共生しているのだ。たしかに、立ち並ぶ飲食店にも、「桜島溶岩プレート焼き」などのメニューがあり、桜島溶岩で実際薩摩鳥を焼いて出したりしているようだ。
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最後は、鹿児島から博多に向かうため、駅近ビル内のお店で食べた。地産のきびなごフライと薩摩鳥だ。きびなごは初めて食べたが、ししゃもより小さく、ニシンのような味だった。今度はお刺身で食べてみたい。薩摩どりはレモンと柚子胡椒でいただく。これは、焼酎にあう、味わいだ。
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そんなこんなで、ここから5時間弱かけて高速バスで夜の博多へ向かう。高速バスは、宮崎や熊本をかけぬけて福岡へ。一カ月以上前に予約したため、片道3000円の旅だ。
鹿児島に来れたおかげで、ようやく九州を一周することができた。個人的には、鹿児島は九州の中で博多の次に好きな街になった。身のつまった美味しい地鶏やお酒に晴れ渡った空と作られていない南国の空気感。観光案内所の女性も、闊達であっけらかんとしている感じだ。土地も人柄も爽快な南の大地にこれて、大満足の休日になった。