本当に中学生にウェイトトレーニングってさせるべき?まだ早いんじゃ。。。
「小中学生のアスリートにウェイトトレーニングをさせるべきか、させるべきではないか」問題は未だに存在します。
この問題については、過去にこの記事で取り扱いました。
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過去ブログ「中学生にウェイトトレーニングってやらせていいの?」
この記事に書かれている2つの理由に加えて、もう1つ理由を加えたいと思います。
小中学生が筋トレをするべき理由
それは単純明快。
身体を動かす動力源である筋肉を大きくすることで、力が上昇するから。
小中学生であろうと体を動かすためには筋肉が動く必要があります。
そしてその筋肉が強く速く動けるかどうかというのは
・筋肉が持っている力を発揮できる度合い
・そもそもの筋肉の大きさ
この2つに依存します。
解説
筋肉が持っている力をどれくらい発揮できるかというのは、今持っている力で、どのくらいの割合まで力が発揮できるかということです。
普段私たちは筋肉が持っている力を100%発揮できないように制御されています。
毎度毎度100%の力発揮などしていたら、体が悲鳴を上げてしまいます。
幽☆遊☆白書の戸愚呂弟が100%中の100%の形態になったとき「あ、これも普通の戸愚呂に戻れないな」て思いませんでしたか?
そもそも戸愚呂は妖怪なので普通ではありませんでしたが、、、
それくらい持っている力を全部出し切ると言う事は体への代償が大きいです。
普段は運動習慣がある人で、頑張っても自分が持っている力の70%位までしか発揮できないと言われています。(心理的限界)
しかし、運動習慣がない人だと、この心理的限界は60%程度とも言われています。
なので、運動習慣がない人が運動を始めて継続していくことによって、自分が持っている力で発揮できる割合を増やしていくことができます。
ただし、発揮できる割合も70%程度までしか増やせない。
成長が頭打ちになってきた!次に必要になってくること
となると次に必要になってくるのが、そもそもの筋肉の量を増やすということ。
わかりやすく数字で説明しちゃいます。
筋力が100→ 70%の力が発揮できたとして筋力は70
筋力が200→ 70%の力が発揮できたとして、筋力は140
といった形で同じ割合力が発揮できるのであれば、筋肉量が多い方が筋力は高くなります。
以上の理由から小中学生でも
・もっと速く走れるようになりたい
・もっと高く跳べるようになりたい
・しっかり止まれるようになりたい
などのパフォーマンスアップを狙うのであれば、ウェイトトレーニングは必須です。
むしろこのご時世、これだけスポーツ科学も発展してきているのに、小中学生にウェイトトレーニングは危ない!といってやらせないのはナンセンス。
より選手の能力を引き上げたいのであれば、絶対にやるべきです。
しかし気をつけなければいけないことがある。
小中学生だと成長痛を発症している子どもが多い。
今発症していなくても、中学校を卒業するまでに、膝やかかとなどに成長痛を抱える選手がいる。
そういった選手にも痛みを押してでもウェイトトレーニングをやらせればいいのか?
答えは、ノー。
正確に言えば、痛みが出てしまう種目に関してはやらせないほうが良い。
ただし、普通のスクワットは無理でも脚を前後に開いたスプリット。スクワットだったら痛みが出ないというケースがある。
この場合だったら、選択すべきはスプリットスクワット。
成長痛が出ている部位に負担をかけすぎず、でもしっかりと筋肉に聞かせることができるからだ。
このような形で指導者がしっかりと知識とバリエーションさえ持っていれば、小中学生でもバンバントレーニングをさせていくべきです
その理由は以前の記事にも書いてあるので、参考にしてみてください。
では!!
小中学生に特にやらせたほうがいいムーブメントトレーニングはこちら
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妻のブログ
関節調整スペシャリストとして、大手フィットネスクラブで50店舗中No.1の売上を叩き出したノウハウ、接客スキルなどについて書かれています。