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yuuhi suzuki
2020年1月29日 17:25
誰かぼくを殺してください。ただし痛いのは嫌です。ずっと長いこと、他殺願望を抱えて生きてきた。授業の合間に。学校の帰り道に。どうしようもなく湧いてきては、何も起きない現実に絶望した。いま世界のどこかで死にかけている少女と命を交換できたのなら、どんなにいいだろう。叶いもしない妄想を巡らせる瞬間だけは上を向き、ふと我に帰ってはうな垂れて帰路についた。*親が毎日義務のように喧嘩をするようになっ