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やりたいことが見つからない時どうする?【キャリア哲学】

こんにちは。

キャリアに関する悩みを哲学的思想で解決する事業を営んでいる
たつろーと申します。

生きて仕事をしているとこんな悩みを持ちませんか?

やりたいこと見つからねえ!

この記事ではそんな方に向けて書いています。

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フーコーという哲学者がいます。


1926-1984年のフランスの哲学者。

フーコーの思想で僕が非常に好きなものが、

「知の考古学」

というものです。

知の考古学とは

「現在の知識や概念がどのようにして形作られてきたかを問い直すこと」

そのために、その時代に出版された本、パンフレット、ビジネスの資料、CM、映画など人が生み出したものをつぶさに検証すること

この知の考古学的に考えると、

今世の中で言われている「善い」とされていることは、
社会の構造によって決められているのです。

例えば、年収が高い人のほうが「すごい」と見なされるのは、
利益を生み出すことを最大の目的とする資本主義という「構造」によって支配されているから、という感じです。

そのため、フーコーの思想をもとに考えると、

やりたいことを見つけられない・・・見つけないと!
という思いも社会の構造によって生み出されています。

戦争に敗北して、国のため天皇のために生きることが否定され、その後高度経済成長時代に突入しましたが、バブル崩壊からのリーマン・ショックによって終身雇用が崩壊し、雇用のルートが決められていないから自分のやりたいことを見つけないといけないんだぞ!といった構造があるのではないでしょうか。

なので、

やりたいことを見つけないと!と思っている人にいいたい。

それは本当にあなたの意思ですか?
社会の構造によって無理やり生み出されたものではないですか?

もしこの問いに引っかかるものがあれば、僕がオススメすることは、
一体どのような社会構造によって「やりたいことを見つけないといけない」と思うようになったのか探求することです。

まさしく「知の考古学」ですね。

やりたいことがないのは別に全く持って悪いことではないです。
無理に見つけようとせず、このフーコーの知の考古学に引っかかるものがあれば、是非皆さんにも知の考古学をしてほしい。


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