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コロナ禍における大学の講義支援

今日は、私自身の大学生活について書き綴る。リアルさが伝わると良いな。私は両耳の感音性難聴で補聴器を付けているが、口を読み取って生活する。コロナ禍を加えた大学生活の授業でも支援が必要だ。全講義ではないが、授業内容やグループワークの内容をパソコンで文字に起こしてもらう「パソコンテイク」を(サポーターの学生)にして頂いた。1年次はコロナの影響で、オンライン授業が9割だった。コロナ禍の対面授業とオンライン授業の様子を分けて書いてみる。

対面授業

対面授業は週に1、2時間。特に英語が一番きつかった。高校時代に比べて英語の授業に付いていくのが大変だった。教授が割と厳しめではなく、安心感があった。サポーターの方に英語で話すグループワークの内容を文字に書き起こしてもらったり、サポーターの方を通して教授に質問できた。英語以外の講義は教授の話す内容を聞く一方的な講義が多かったので、文字に起こして頂いた。コロナ禍だとマスクをしていると聞こえにくく、口が読めない点がある。その一方で、文字で情報を得る事で理解度が増した

オンライン授業

「オンデマンド型」と「オンライン授業」の二種類があり、主に「オンライン授業」で文字起こしをして頂いた。実技系の授業で情報があった。一人遅れると授業が進まず大変だったが、パソコンテイクのおかげで授業に付いて行く事ができた。特に声が出せない人向けに「チャット対応」で質問可能にして頂けたのが有難かった。オンライン授業(zoom)のグループワークはお互い顔が見えない状態で、対面のグループワークよりも大変だった。パソコンテイクが行われていても、どういう風に話を展開すれば良いのか分からず困った。相手に何も意見が伝えられないまま、グループワークの時間が終わった事も多くあった。「オンデマンド型」では専門的用語の説明が多く、声が聞き取りにくいと感じた教授の講義は「パソコンテイク」を依頼していた。

コロナ禍の支援

対面やオンラインで授業の種類が展開されており、慣れるまで時間を要した。しかし「パソコンテイク」をしてくださるサポーターのおかげで、どんな形の授業も付いて行くことができた。初めましてが多いグループワークでも顔や表情が見えず、話に入るのに苦労した。でも内容を理解する事を第一にした。時間が経つとスムーズに意見を話せるようになった。コロナ禍の大学生活が一年次からスタートしたが、私の大きな不安は「パソコンテイク」によって軽減されたように感じる。私がこの制度を知らなかったら、授業に付いて行けず大学に行く気力も失せていただろう。この環境だからこそ、「パソコンテイク」は必要な存在になりつつある。私にとって欠かせない相棒である。

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