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hoshigamiyuto
#ネタバレ 映画「妖星ゴラス」
「妖星ゴラス」
憲法九条
2016-05-14 06:58さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
( 映画「メテオ」、映画「アルマゲドン」のネタバレにもふれています。)
子供のころに観たので、細部はほとんど覚えていません。
ウィキペディアで今あらすじを読んでみると、大変込み入った物語だったことが分かり感心しています。
私など、「なぜか怪獣が出てくる」、「火山群のようなロケット推進装置」、「天変地異」の3カットぐらいしか記憶が無いのに。
この映画は、「妖星ゴラス」が地球にぶつかる危機を描いたものです。でも「ゴラスを爆破できず、地球の方が逃げる話」。南極に人工火山のような巨大ロケット推進装置をたくさん立てて地球を動かすのです。その為に天変地異も起きてしまうのに。
それに対して、後年作られた映画「メテオ」(1979年・米)では、米・ソ合わせて「核ミサイルを射ち破壊」する話でした。
又、映画「アルマゲドン」(1998年・米)では、勇者が小惑星に乗り込み、「核兵器を埋め込んで爆破」するというものです。
なぜ日本の映画「妖星ゴラス」だけが「自らが逃げる話」になったのか。それは日本人の心の深層に「嫌核兵器」、「憲法九条の縛り」もあったのではないかと、今になって妄想するのです。なにしろ戦後間もない「1962年」公開の映画ですから。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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