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#ネタバレ 映画「国家が破産する日」
「国家が破産する日」
2018年作品
金儲けだけでなく、ピンチに乗じ構造改革までしようとする人たちがいた
2019/11/19 17:55 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)
ゴジラの出てこない映画「シン・ゴジラ」みたいで楽しめた
会議の席でIMFの担当者が言いました。
「韓国の次期大統領候補、そのベスト3から、『今回結ぶ約束は覆さない』という署名が欲しい」と。
韓国側はそれを呑みました。
それはともかく …
〇〇〇〇さんではないので、政治経済のことはあまりわからず、たぶん10パーセントぐらいの理解でしょうが、それでもゴジラの出てこない映画「シン・ゴジラ」みたいで、全編楽しめました(ゴジラの件は、どなたかも書いておられましたね)。
★★★★
追記 ( 危ない世界 )
2019/11/20 22:33 by さくらんぼ
通貨危機ではないが、日本でもバブルのピークに定年を迎え、退職金を全部つぎ込んで株を買い、大損した人も
「 政府見解では、日経平均株価が38,957円の史上最高値を記録した1989年12月29日をはさみ、1992年2月までこの好景気の雰囲気は維持されていたと考えられている。 」
( ウィキペディア「バブル景気」より抜粋 )
通貨危機ではありませんが、日本でも、ちょうどバブルのピークに定年を迎え、退職金を全部つぎ込んで(慣れない)株を買い、大損した人もいたはずです。
又、バブルが爆ぜた後に、今が底値(チャンス)だと思い、運よく大儲けした人もいたはずです。
まさに「人生いろいろ」なのです。
追記Ⅱ ( 「ピンチはチャンス」 )
2019/11/20 22:40 by さくらんぼ
官僚の対策チームと、庶民のそれが、同時進行で描かれており、どちらにもピンチを回避しようとする人たちと、チャンスに変えようとする人たちがいた
>会議の席でIMFの担当者が言いました。
「韓国の次期大統領候補、そのベスト3から、『今回結ぶ約束は覆さない』という署名が欲しい」と。
韓国側はそれを呑みました。(本文より抜粋 )
この映画「 国家が破産する日」には、官僚たちを中心とした対策チームと、元銀行マンを中心とした庶民の対策チームの活躍が、同時進行で描かれていますが、どちらにもピンチを回避しようとする人たちと、ピンチをチャンスに変えようとする人たちがいるのです。
そして、映画のラストには、ピンチに負けてしまったヒロインが、再び襲ってくるゴジラ、いや通貨危機を前に、「今度は負けないわよ」とばかりに、チャンスに変えようと、目に炎を宿すのです。
このあたりが、映画の主題なのかもしれません。
正反対の力の中にある葛藤。
韓国が北朝鮮に感じる葛藤が、ここにも秘められていました。
追記Ⅲ ( 視点の違い )
2019/11/21 17:06 by さくらんぼ
お金だけでなく、ピンチに乗じ構造改革までしようとする人たちがいた。官僚は公的な制度を、庶民は自分の身分を。すると、単に金儲けだけを考えている人とは意見が違ってくる
追記 ( 危ない世界 )ではお金の話をしました。
確かにお金の問題は重要です。
しかし、この映画「国家が破産する日」には、官僚の対策チーム、庶民の対策チームともに、お金の問題だけにとどまらず、このピンチに乗じ、外圧も利用して、構造改革をしようとする人たちがいたのです。官僚は公的な制度を、庶民は自分の身分を。
すると、単に破産回避(あるいは金儲け)だけを考えている人とは意見が違ってきます。
その視点の違いが面白い作品でもありました。
追記Ⅳ ( 新型コロナ後の世界 )
2020/4/18 17:55 by さくらんぼ
>しかし、この映画「国家が破産する日」には、官僚の対策チーム、庶民の対策チームともに、お金の問題だけにとどまらず、このピンチに乗じ、外圧も利用して、構造改革をしようとする人たちがいたのです。官僚は公的な制度を、庶民は自分の身分を。
すると、単に破産回避(あるいは金儲け)だけを考えている人とは意見が違ってきます。(追記Ⅲより)
新型コロナのあと、日本ではどんな改革が行われるのでしょうか。
今の政策はその布石なのでしょうか。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)