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#ネタバレ 映画「残された者-北の極地-」
「残された者-北の極地-」
2018年作品
少年時代に深夜TVで観たかった
2020/1/6 17:01 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)
Hは出てきませんが、AVのような作品でした。
いきなり遭難しているシーンから始まって、それがラストまで続くのです。
見どころ満載と言えば、その通りですし、背景が分からないと言えば、その通りです。
登場人物は男女一組。
女性は寝たきりでしたが、男性は熱演でした。
★★★
追記 ( 一番の見どころか )
2020/1/6 21:47 by さくらんぼ
>女性は寝たきりでしたが、男性は熱演でした。(本文より)
いや、女性も静かに熱演していました。
彼女は微表情だけで、演技をこなさなくてはなりませんでした。
救出ヘリが墜落し、重症だったので、数日間意識もうろうとしていましたが、心電図がピコピコしているような集中治療室があるわけではないので、彼女の容態は、ケガの程度と、表情などを見るしかありません。
観客は主人公と一緒に、生死を間をさまよっている女性を見守ることになります。
その表情だけで、彼女のすべてを感じ取ろうと苦悩するのです。
追記Ⅱ ( 映画「道」 )
2020/1/6 21:59 by さくらんぼ
( 以下、映画「道」のネタバレにも触れています。)
ご承知のように、映画「道」のヒロイン・ジェルソミーナは「石ころ」に例えられます。
神様は「石ころ」一つにも、役目をお与えになっているのです。
ひるがえって、この映画「残された者-北の極地-」では、表向き、元気な男が女を助けるストーリーですが、同時に、意識がもうろうとしている女(この場合は「石ころ」)が、男に「運」と「力」を与える物語なのです。
追記Ⅲ ( 苦しみは寒さではない )
2020/1/7 8:54 by さくらんぼ
この映画は飛行機の遭難から始まりましたが、十分な準備をせず登山をする人も少なくないと聞きます。
そして遭難すると(それが当然の権利であるかのように)ケータイで助けを求める。
しかし、救助隊は命がけで出動するのです。
失敗して遭難者を死なせてしまえば、自らが罪に問われかねませんし、この映画のように自らも遭難してしまうことがあるのです。
「カルネアデスの板」と言うのでしょうか。海で遭難したとき、一枚の板切れに、一人なら乗れるけれども、二人以上が乗ろうとすると沈んでしまう場合には、相手を突き飛ばして死なせても罪にはならないと聞いたことがあります。
この映画も似たような状況になりました。
寝たきりの女性を連れては生き延びれない場合は、捨てて行っても良いのか。
その女性(夫と子供がある)が、「自分を助けに来た救助隊員」であっても、捨てて行ってよいのか。
追記Ⅳ ( それはピカピカする「白い光」のようなものとして認知されることがある )
2020/1/7 9:01 by さくらんぼ
私は、経験的に「視線」というエネルギーの存在を否定しません。
遠くに救助隊を見つけた。
大声を出す、発煙筒をたく、何かを燃やす。
そして、寝ている彼女を抱き起し、二人で一緒に救助隊の方を見つめる。
私は「視線」のエネルギーを否定しません。
追記Ⅴ 2023.2.25 ( テレパシー )
先日のNHKラジオでは、人工知能研究者の方が、テレパシー存在の可能性に言及されていました。
私はテレパシーの存在も信じています。それは他人からの信号ではなく、「自分の発案」だとして認知されるのでしょう。だから多くの人は気づかない。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)