#ネタバレ 映画「八月のクリスマス」
「八月のクリスマス」
1998年作品
男心の男らしさは…
2018/1/15 10:26 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
これはとても贅沢な映画。
今をときめく韓国の人気女優、シム・ウナさんがヒロインで出演している。
しかも、女の魅力をここでは見せない。
彼女は制服に身をつつみ、無機的な演技をする。
制服は自己規制のシンボル。
そして、ヒーローはとても笑顔のステキな人。
彼は街の小さな写真館の主。
写真は物事を客観的に見ることのシンボル。
だから二人の淡い恋はなかなか爆発しない。
静かな時間が流れていく…
秋の日の、暖かい日だまりのような、忘れがたい思い出を残す秀作。
風に舞う、一枚の黄色いイチョウのような、ラストシーンの品位にも感服。
★★★★☆
( これは2001/2/11 0:00 by まちのひ 〈さくらんぼの旧H.N.〉のレビューに加筆再掲したものです。)
追記 ( 小学生の夏 )
2019/8/2 8:58 by さくらんぼ
市営プールへ、ときどき母と一緒に行きました。
泳ぎは苦手でも、水の中にいる事が大好きでしたから。
プールでは1~2時間遊んでいました。母は日傘をさし、じっと座っていました。
帰り道、プール出口の屋台で、「CD大のエビせんべいで、甘辛い醤油ダレをサンドイッチにしたお菓子」を買ってもらいました。
しみじみと美味しかったな。
少し市電に乗って、家の近くで降りると、駅前の駄菓子屋さんで、かき氷を食べることもありました。
舌に残った醤油味を洗い流すような、サッパリとしたかき氷も美味しかった。
(今にして思えば)かき氷は、きっと火照った母のささやかな楽しみ。
駄菓子屋さんには少年サンデーとか、少年マガジンなど、マンガ雑誌も売っていましたが、かき氷を食べた上に、マンガまでは贅沢品だと思っていましたから、ねだることはありませんでした。
1~2回、誕生日プレゼントに買ってもらったことがあり、折り目をつけないように丁寧に読んだことを、今でも覚えています。
入道雲の下、8月の思い出です。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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