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開閉しても帯がズレない、きれいなジャケットのCDが一枚370円

最近気に入っているのが、(株)永岡書店さんの輸入クラシックCDシリーズです。本屋さんで売ってますが、税抜き一枚370円で60種類ぐらいあります。

録音が古いので安いのでしょう。その代わりアーティストは一流です。録音が古いと言っても、ラジオの音でも満足できる私に、大きな不満はありません。

それよりも、「これが録音された時には、私は〇歳だった…」と、遠い眼をして、古の響きを堪能する楽しみもあります。演奏スタイルも、音色も当時のものですし。

そして、このCDシリーズの特徴として、ジャケットには、「昔の帯付きLPレコードを彷彿とさせる」ような、表面の美しい絵画と、裏面の録音データがあるのです。そして、「開閉してもそれが外れない工夫もしてある」から、その心づかいが嬉しくてたまらないのです。

ナガオカクラシックCD | 児童書、生活実用書の永岡書店 (nagaokashoten.co.jp)


また(株)永岡書店さんのCDを買いました。ピアノ曲です。

今度は、ブレンデルのシューベルト(即興曲集・楽興の時)と、ルービンシュタインとハラシェヴィチのショパン(3つの新しい練習曲・24の前奏曲集・幻想曲へ短調・バラード第1番・その他)の2枚にしました。

まず最初に、シューベルトを聴きました。以前から思っていましたが、日本刀のように研ぎ澄まされたショパンと比べると、印象が冗長ですね。

そして、数日後の今日、ショパンをかけました。さすが、ショパンは美味しい。

そう思って、しばらく聴いていると、突然、パトリス・ルコント監督の映画「列車に乗った男」の挿入曲が。

あれ!?…シューベルトの即興曲です。BGMとしてですが、ショパンだと思って聴いていたのが、なんとシューベルトだったのです。

お恥ずかしい。それにしても、先日、冗長だと思ったのは、いったい何だったのでしょう。でも、CDが無駄にならなくてよかったです。

ちなみに、ラックスマンの「真空管ハーモナイザー」を使い聴きました。(2019.1.20~2019.2.12のパレット記事の加筆再掲)

画像は買った内の一枚です。

追記 2024.7.10 (「真空管ハーモナイザー」)

本文に、『ラックスマンの「真空管ハーモナイザー」を使い聴きました。』とあるように、わたしも過去にラックスマンのキットを一台作っています。当時から、「ネジがかたい」との評判はありました。

当時の説明書には、「金属製の箱を振動させて音作りをしているので、ネジの締め付け具合で、好みの音に調整してください」、みたいな事が書いてありました。

私もウエスギの真空管アンプキットで、(説明書には書いてないが)ネジの締め付け具合でエコーの量が変化した経験がありますので(裏蓋は少しだけネジがゆるいぐらいが、ふんわりとした、私好みの音になった)、納得できる話です。

追記Ⅱ 2024.7.11 ( 録音等でスピーカーの選択も変わる )

画像のCDの録音は、1960年前後ですから、デジタル録音ではなく、アナログ録音の可能性があります(古い録音なので、一流の名演奏でも安く売れるのでしょう)。なので、このCDはDDDではなく、ADDかAADなのでしょう。これは、概してDDDよりも音がやさしいので、私の場合はJBLのメタリックで歯切れのよい音で聴いた方が楽しめました。

ちなみに、(未確認ですが)このシリーズには多分無いと思いますが、もっと録音が古く、SP時代の歴史的音源等ならば、中音域中心となり、音がきつく感じる場合もあるので、その場合は、ヤマハの方が聴きやすいかもしれません。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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