#ネタバレ 映画「禁じられた遊び」
「禁じられた遊び」
1952年作品
主は無垢な魂をいかに癒されるのか
2011/9/5 12:52 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
家族の葬儀をして解ったのは、葬儀というのは死者の為のものであると同時に、生者(残された者)のものだということです。生者の悲しみは葬儀によって癒されるのです。
お通夜も、人が少ないというのは家族にとっては悲しすぎる事です。沢山の人に囲まれて、にぎやかなぐらいでちょうど良いのです。
この映画には「死」が沢山出てきます。小はハエから大は少女の両親まで。
もちろん葬儀も出てきました。
でも、少女の両親の葬儀は無かったですね。
いったい誰が彼女の心を癒してくれるのでしょうか。
この映画は神様への問いかけのようです。
一般に、信仰には教義の知識と理性的な努力が必要なのかもしれません。しかし、それができない無垢な子供はどうしたら良いのでしょう。
「負の連鎖」(逃げ出した子犬、驚いた馬、ラストの他人の呼び声、などはモチーフか)により前線の兵士だけでなく、戦場から、もっとも遠くにいる子供たちも悲しみに巻き込んでしまうのですから。
( 2008/10/11 9:05 by さくらんぼ、リンク切れのため転記 )
追記 ( 昔は色々ありました )
2015/11/24 17:43 by さくらんぼ
「ダイオキシン」など知らず、ゴミの焼却炉で、灰をまさぐって宝もの(燃え残り)を探すのが好きでしたし、建築廃材の「鉛板」を、手でも切れる鉄、としてオモチャにしていました。
こわれた体温計から取り出した「水銀」を転がして楽しんでしまたし、「放射線」の出る夜光塗料などは駄菓子屋さんで売ってました。
大好きな「砂場」には犬避けカバーなどありませんでしたし、建築廃材の「石綿・アスベスト」など平気でさわっていました。「コールタール」なんかの缶もほかってありましたね。
だいいち、近所の遊び場は埋立地で、トラックで運び込まれるゴミをまさぐって、宝物(やっぱりゴミ)を探して遊ぶのが好きでしたから。それこそ、大人が埋めて隠してしまいたいような物があふれていました。
駄菓子屋さんには、今では使用していないような、人工甘味料「チクロやサッカリン」、人工着色料があふれていたはずです。
そうそう、予防接種の注射針だって(たしか)使い回しでしたね。
学校で生徒が廊下に立たされるのは普通の事。先生の中には、節だらけの固い竹の棒を毎日持ち歩き、正解を言えない生徒の頭をゴツンと(かるく)叩く人もいました。節だらけの竹で、見るからに痛そうな竹で、たぶん心理的な威圧効果を狙ったんですね。実際には軽くしか叩きませんでした。でも、今の学校でそんなことは絶対に出来ない。
わが家(旧居)の内壁材は、その後、使用が禁止された化粧合板らしいのです。理由は知らないけれど、塗ってあるニスがいけないのだと勝手に推理しています。たぶん「ホルムアルデヒド」か。花瓶の花を近づけると、壁際の花だけ、すぐ枯れました。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)