植えなくても生きる!? ❶
どんな植物?
『植物は土に植ってるもの』そう思いますよね?
もちろん正解です。ですが植えなくてよい、土も鉢もいらない『ティランジア』という、おもしろい植物があります。
トップ画に写っているものがその一種。ティランジアの王様と呼ばれ、名前を『ティランジア属キセログラフィカ』と言います。噛みそうな名前ですが慣れてきます。
僕も大好きな植物で、仕事でもプライベートでもずっと育ててきました。
作り物みたいに見えますが、しっかり成長し、花も咲かせる!
お部屋にポンと置いて飾ったり吊るしたり!インテリアとして手軽に楽しむことができる、人気の高い植物です。
↓ 他にも色んな種類があります。
さて、少し魅力が伝わってきたところで、チランジアについて詳しく書きます。
パイナップルの仲間
見た目からは想像つかないかも知れませんが、実はみんな大好きパイナップルの仲間なのです。つまり『パイナップル科ティランジア属』になります。
ちゃんと花の雰囲気がパイナップルと似ていて、パイナップル同様、一度花が咲くとその株はゆっくりと枯れていき、株元から子株が吹いてきます。それがまた大きくなっていく・・というサイクルで生きています。
原産地は中南米の熱帯・亜熱帯地域。
現地では木や岩などに根を張り着生しています。日本では根がない状態で売られていますが、良い管理をすれば再び根が生えてきます。これを利用して流木などに付けて飾るのも楽しみ方の一つです。
こんな種類も
写真はウスネオイデスという品種。ふわふわした印象で人気の植物です。
これについておもしろい話があります。
戦時中、日本にいるアメリカ兵が、母国から銃など武器を送ってもらう際、クッション材としてウスネオイデスを敷き詰めて輸送してもらっていたそうです。
開封の際、そのまま戦地に捨てているので、今も日本のどこかの島などで帰化して自生しているそうです。何とも園芸家の血が騒ぎます。その場に行ってみたいものです。
原産地では木を覆い尽くして枯らしてしまう厄介な植物として扱われていますが、日本では商品として扱われているので、価値観の違いはおもしろいなーと思ったりします。
次回は
さて、何となくティランジアのことが分かってきましたか?
次回の記事では育て方や入手場所などを書いていきたいと思います。お楽しみに!
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