楽器のステッカーを作りました
言語にしばられないよう、Contra-St のデザインにはあまり文字を入れないようにしているのですが、ステッカーは見る人へのメッセージも入れたいので、コピーつき。日本語になると直接的な表現になってしまうので、読んだら意味がわかった!くらいのスピード感をめざして、英語にしました。
楽器を演奏する人には、ぜひケースに貼ってほしいという思いもあります。コントラバスのような布ケースには残念ながら定着しませんが、ハードケースにはいろんなステッカーを貼っている人をよく見かけるので。
ステッカーは屋内・屋外に使うので、雨や日光にも耐えられるような表面加工が必要になります。ツヤツヤツルツルのラミネート加工にしてみました。退色も気になるので、日光にも強い黒が基本色です。
Contra-Store
https://contra-store.com/
バイオリン
「もちろん、これはバイオリンです。」
四角いケースだと木管楽器の場合もありますが、間違えられる機会はだんとつに少ないはず。布ケースやハードケース、いろんな柄があって選択肢多いのがうらやましい。
ヴィオラ
「バイオリンではありません。これはヴィオラです。」
バイオリンより少し大きいくらいのケースなので、見分けるのは難しいです。バイオリンとヴィオラ両方弾くひとも多く、ダブルケースなんていうものもあります。そうなるとファゴットにも見える・・・このステッカーが付いているケースは「ヴィオラ」という認識をしてほしい、という思いを込めてつくりました。
チェロ
旋律を奏でれば、豊かで艶のある音色に誰もがうっとりしてしまいます。セカンドバイオリンやヴィオラ、コントラバスと伴奏もする万能選手。ということで、
「不可能はない。」
なんて、かっこいいコピーをつけてみました。カブトムシのようなかたちのケースを背負っている人を見かけたら、それはだいたいチェロです。
コントラバス
コントラバスを運んでいるとき、「これはチェロですか?」「大きなバイオリンですか?」と声をかけられることが数え切れないくらいあります。チェロは背負えるサイズだから違います。(背負うタイプのコントラバスケースもありますが、人間の頭上からネックがヌッと飛びだすので、カブトムシどころではありません。)
「これは大きなバイオリンでもチェロでもありません。コントラバスです。」
コントラバスの認識が広まりますように。間違えられませんように。"String bass"="弦バス"と呼ぶ人もいますが、これは吹奏楽特有かと思います。オーケストラのコントラバス弾きに"弦バス"というと、だいたいの人は微妙な気持ちになるので、やめましょう。
ホルン
くるくる巻いた管のかたちがカタツムリに見えます。また、いつも4人ほどで演奏し、全員で同じ音を強烈な音量で、または和音をそれぞれ分散したり、旋律を分けたり。どの楽器より連携プレーが素晴らしいです。相性のよいひとが集まるので、「家族」のようなパートです。ということで、
「カタツムリ家族」
にしてみました。
トロンボーン
管をスライドして演奏する姿が印象的なトロンボーン。練習中に、隣の隣で居眠りしているチューバ吹きを、管でつついている姿を見かけたこともあります。音によっては腕が届かないので工夫が必要なんだとか。
「誰よりも長く!」
手の移動距離とスピードはコントラバスよりも激しく見えます。ということで、こんなコピーにしてみました。
他の楽器についてもまだ続きます。
ご覧下さりありがとうございます!デザインの仕事と趣味の音楽をつなげられないか試行錯誤な日々です。サポートやフォローいただけるとうれしいです! https://twitter.com/@aoyamana https://www.instagram.com/aoyamana/