1年生になったら
『ラン活』
とい言葉を知っているだろうか。
ランドセル活動の略である。
小学校に入学する約1年前から始まり、GWごろにピークを迎え、店舗や展示会を予約し、背負い比べてランドセルを選ぶというものである。
子どものランドセルを意識する年齢になるまで知らなかったが、ランドセルは受注生産である。某ショッピングセンターに並んでいるものは見本であり、そのまま持って帰れるわけではない。人気のブランドだと、3〜4月に受注が終了するデザインもあるそうだ。
入学直前に選びに行って、翌年度向けのものしかなくて、悲鳴をあげるということも見られるらしい。
幸いなことに我が家は、3月に夫の実家が展示会の予約とカタログの取り寄せをしてくれて、さくっと選んで、お会計もしていただいた。ありがたいことこの上ない。
さて、それから約5ヶ月。ランドセルがとうとう我が家にやってきた。息子がこれがいいと選んだ、黒に青いラインが入ったランドセル。
事前にカタログでこれが良いと言っていたものから金額がアップするものを選んだので、買っていただく身としては、肝がひやっとしたけどね。
にっこりと「ランドセルだよ」と渡してくれる配達員のお兄さんと、同じくにっこりと受け取る息子。ほっこり。
さっそく箱から取り出して、保護材を取って、ベルトをつけて、背負ってみる。
ああ、来年には本当に小学生になるのだなあと感慨深く思っているのをぶち壊す、「ぼくも!」と言う2歳児の声。
とりあえず、交互に背負わせて、2〜3枚ずつ写真を撮る。よく撮れた1枚を夫の実家に送っておいた。
この時期、SNSには“ランドセルが届いた!”の嬉しそうに背負う年長さんの写真が溢れている。
これも、ある意味、夏の風物詩かな。
また保護材を付け直して、箱に仕舞ったランドセルと一緒に、来年の入学式を楽しみに待ちたい。