見出し画像

イタリア映画らしいイタリア映画

『離ればなれになっても』(2020年/イタリア)【監督】ガブリエレ・ムッチーノ 【キャスト】ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ,ミカエラ・ラマッツォッティ,キム・ロッシ=スチュアート,クラウディオ・サンタマリア

解説/あらすじ
1982 年ローマ、16 歳のジェンマは同級生のパオロと恋におちる。彼の親友のジュリオとリッカルドと共に、弾けるような青春の時を過ごしていた。ところが突然、母親を亡くしたジェンマは、ナポリの伯母の家に引き取られる。1989 年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した 3 人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する──。

coco映画レビュアー

これぞ!イタリア映画というような饒舌で笑いと涙とちょっとエッチな人情映画。その前に見た『いつかの君にもわかること』は良かったんだけどイギリス資本だったのでイギリス風イタリア映画だった。

40年の半生を2時間で一気に見せる、これが映画というような。ちょうど日本ではバブル時代から9.11があって反動の時代というような。そして、悪ガキ三人組が人生を振り返る(50代になって子育てが終わっている振り返り世代)なんだが、やはり青春時代の彼女とのちょっとビターな想い出。これはよく出来ている。その彼女も可愛いというのがあるが、大人になって哀感が漂う年頃というか。

こういう映画は日本でもあってもいいと思うがバブルを懐かしむ広末涼子が出ていた『バブルへGO!!』になってしまうのか? ちょっとちがうんだよな。

大人の感傷性というか『クレオンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の方が近いのかな。これもちょっと違うか。イタリア映画のテイストはなんだろう?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?