演説シーンだけでも注目の映画
『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2020/アメリカ)監督シャカ・キング 出演ダニエル・カルーヤ/ラキース・スタンフィールド/ジェシー・プレモンス/マーティン・シーン
解説/あらすじ
1960年代後半、アメリカで勢力を伸ばしていた黒人民族主義運動団体ブラックパンサー党のカリスマ的指導者フレッド・ハンプトン暗殺事件。なぜ彼は暗殺されたのか?事件の裏に隠された真相とは。今の時代だからこそ語られるべき、衝撃の実話を元にした魂を揺さぶる、圧巻のストーリー。葛藤、裏切り、そしてFBIの陰謀が渦巻くサスペンス・スリラー。
2021年度アカデミー作品賞候補だったのに劇場公開なかったんだ。Netflixで見られるが。グラミー賞歌手のH.E.R.の「Fight For You」は歌曲賞だった。
ブラック・パンサーに潜入した黒人スパイの実話。日本もこのぐらいの映画作ろうよ。「大森ギャング事件」の映画『警察官』(1933年の国策映画)を思い出してしまった(これ映画にして欲しい。国策じゃなくて)。
ダニエル・カルーヤがアカデミー助演男優賞だったのは、暗殺されるブラック・パンサーの党首フレッド・ハンプトンの演説シーンが良かったからかな。コール&レスポンスでラップ調の感じで思わず前のめりになるシーン(予告編で観られる)。主演と言ってもいいぐらい。
プア・ホワイトの白人をもブラック・パンサーに入れたのかと今回知った事実。ブラック・パンサー党の指導者のフレッド・ハンプトンはそういう人だったようだ。
実写フィルムや当時のジャズも交えてあるので面白く見れた。エンディングの実写フィルムでは、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトンの演説シーンも。やっぱ上手い。